Save

Save["filename",symbol]

シンボル symbol に関連付けられた定義情報をファイル名 filename で指定されるファイルに追加する.

Save["filename","patt"]

文字列パターン"patt"で照合されるすべてのシンボルについて定義情報を追加する.

Save["filename","context`"]

コンテキストにあるすべてのシンボルについて定義情報を追加する.

Save["filename",{object1,object2,}]

複数のオブジェクトに関連付けられている定義情報を追加する.

詳細とオプション

  • Saveは,補助定義を含めるためにFullDefinitionを使用する.
  • Saveは,InputFormで定義を書き出す.
  • SaveNamesを使い,与えられたパターンへのシンボル名の照合を行う.
  • 書式Save["filename","s"]を使うことで,シンボル s の値自体に関する定義を書き出させる.
  • Saveは,ローカルオブジェクトおよびクラウドオブジェクトに使うことができる.
  • Save[File["filename"],]もサポートされている.
  • 次は,使用可能なオプションである.
  • ExcludedContexts Automatic再帰的包含から除外されるコンテキスト
    IncludedContexts All再帰的包含に考慮されるコンテキスト

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

一時ファイルを作る:

変数に値を保存する:

変数の値をファイルに保存する:

ファイルをロードすると a の値が回復される:

保存する定義を複数作る:

定義をstdoutに保存して,ファイルにどのように書き込まれるかを見る:

スコープ  (3)

Fileオブジェクトで指定されたファイルに定義を保存する:

ローカルオブジェクトをSaveで使って定義を永久的に保存することができる:

クラウドオブジェクトをSaveで使って定義をクラウドに保存することができる:

オプション  (2)

ExcludedContexts  (1)

デフォルトで,システムにとって内部的な特定のコンテキストは再帰的包含からは除外される:

ExcludedContexts{}を使ってプロテクトされていない全シンボルの定義を保存する:

IncludedContexts  (1)

シンボルの再帰的包含を"c1`""c2`"のコンテキストに限定する:

アプリケーション  (1)

デフォルトコンテキストのすべての定義を保存する:

特性と関係  (3)

SaveFullDefinitionの出力をファイルに書き込む:

保存された定義は,Getを使ってWolfram言語に読み込むことができる:

保存したファイルのコンテンツを出力する:

現行セッションの定義をクリアする:

定義を現行セッションに持ち込む:

デフォルトで,"System`"シンボルの定義は取得されない:

ExcludedContexts{}を使って全コンテキストからの定義を取得する:

ユーザシンボルの定義を含めることもできる:

Wolfram Research (1988), Save, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Save.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), Save, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Save.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "Save." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/Save.html.

APA

Wolfram Language. (1988). Save. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Save.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_save, author="Wolfram Research", title="{Save}", year="2021", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Save.html}", note=[Accessed: 05-November-2024 ]}

BibLaTeX

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