TakeSmallestBy
TakeSmallestBy[list,f,n]
f[ei]が最小となる list 中の n 個の要素 eiを昇順で与える.
TakeSmallestBy[listprop,f,n]
f[ei]が最小となる list 中の n 個の要素の特性 prop を与える.
TakeSmallestBy[f,n]
式に適用可能なTakeSmallestByの演算子形を表す.
詳細とオプション
- TakeSmallestByは,f[ei]を数の大きさ順に並べる.
- これは,実数値の数値オブジェクト,Quantityオブジェクト,DateObject構造を扱うことができる.
- TakeSmallestByは,すべての f[ei]が互いに比較可能であることを期待する.
- 次は,TakeSmallestBy[listprop,f,n]における propの取り得る形である.
-
"Element" 各要素それ自体を与える "Index" 各要素の指標を与える "Value" 各要素 x について値 f[x]を与える {prop1,prop2,…} 複数の形のリスト All 要素,指標,f の値の連想を与える - TakeSmallestByにはオプションExcludedFormsがある.デフォルト設定のExcludedForms->Automaticでは,TakeSmallestByは,f[ei]がNone,Null,Indeterminateである,あるいは頭部がMissingである要素を削除する.
- ExcludedForms->{p1,p2,…}という設定は,f[ei]が任意の piにマッチする式をTakeSmallestByが生成する結果から除外するように指定する.
- TakeSmallestBy[list,f,UpTo[n]]は,n 個(あるいはできるだけたくさん)の要素を取る.
- TakeSmallestBy[assoc,f,n]は,f によると最小である assoc 中の値を取ることで,キーは保存して,長さ n の連想を与える.
- TakeSmallestBy[f,n][list]はTakeSmallestBy[list,f,n]に等しい.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
TakeSmallestByの演算子形を使って同じことを行う:
スコープ (3)
リスト中で絶対値が最小の2つの要素を,その位置とともに得る:
リスト中で絶対値が最小の2つの要素を,その位置を最初にして得る:
リスト中で絶対値が最小の2つの要素の,要素,位置,Absの値を含む連想を得る:
特性と関係 (1)
TakeSmallestBy[{e1,e2,…},f,n]はNumericalOrderを使って f[ei]の値を比較する:
考えられる問題 (2)
テキスト
Wolfram Research (2015), TakeSmallestBy, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TakeSmallestBy.html (2020年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2015. "TakeSmallestBy." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/TakeSmallestBy.html.
APA
Wolfram Language. (2015). TakeSmallestBy. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TakeSmallestBy.html