ベクトル操作
Wolfram言語ではベクトルはリストとして表され,列と行の区別を考える必要がない.Wolfram言語のベクトルには,いつでも数と任意のシンボルや代数的要素を混ぜることができる.Wolfram言語は最新鋭のアルゴリズムを使って,プラットフォームに最適化されたパフォーマンスで非常に長い密および疎なベクトルを処理する.
ベクトルの構築
Table — 式からベクトルを構築する
Array — 関数からベクトルを構築する
ConstantArray — 定数ベクトルを構築する
SparseArray — 位置と値から疎なベクトルを構築する
AngleVector ▪ FromPolarCoordinates ▪ CirclePoints
ベクトルの要素
Length — ベクトル中の要素の数
Part — ベクトルの要素を抽出する(v[[i]])
Set — ベクトルの要素を再設定す(v[[i]]=x)
VectorQ — 式がベクトルであるかどうかを判定する
数学的操作
+,*,^,... — 自動的に要素単位で行われる:{a,b}+{c,d}⟶{a+c,b+d}
Cross () — ベクトルの外積(crossと入力する)
Norm — ベクトルのノルム
Total — ベクトル中の要素の合計
Div — 発散
Curl — 任意の次元の回転
ベクトル空間の操作
VectorAngle — 2つのベクトルの間の角度
UnitVector — 座標方向に沿った単位ベクトル
Normalize — ベクトルを単位長に正規化する
Projection — あるベクトルの他のベクトル上の射影を求める
Orthogonalize — グラム・シュミット(Gram-Schmidt)の直行基底を求める
KroneckerProduct — クロネッカー(Kronecker)の外積
ベクトルの表示
Arrow — グラフィック中の矢印を表す
ベクトル距離測定 »
EuclideanDistance ▪ ManhattanDistance ▪ ...
DistanceMatrix — 要素の各ペア間の距離の行列
Thread — 関数を強制的にリストに縫い込む
記号ベクトル
Indexed — 記号指標が付けられたベクトルを表す