Kurtosis

Kurtosis[data]

data の要素の尖度係数を与える.

Kurtosis[dist]

分布 dist の尖度係数を与える.

詳細

  • Kurtosisは,頂点付近と裾におけるデータの密集度対フランクにおける密集度を測定する.
  • Kurtosis[]CentralMoment[,4]/CentralMoment[,2]2に等しい.
  • 正規分布の尖度 は3である.正規分布と比較すると以下のようになる.
  • 正規分布よりも平たい,緩尖
    正規分布,中間的
    正規分布より尖っている,急尖
  • Kurtosis[{{x1,y1,},{x2,y2,},}]{Kurtosis[{x1,x2,}],Kurtosis[{y1,y2,}],}を返す.
  • Kurtosisは,数値と記号両方の data を扱うことができる.
  • data は,以下の追加的な形式と解釈を持つことがある.
  • Association値(キーは無視される) »
    SparseArrayNormal[data]と等価の配列として »
    QuantityArray配列としての数量 »
    WeightedDataもとになっているEmpiricalDistributionに基づいた重み付き平均 »
    EventDataもとになっているSurvivalDistributionに基づく   »
    TimeSeries, TemporalData, 値のベクトルまたは配列(タイムスタンプは無視される) »
    Image,Image3DRGBチャンネルの値またはグレースケールの強度値 »
    Audioすべてのチャンネルの振幅値 »
    DateObject, TimeObject日付のリストまたは時間のリスト
  • ランダム過程 proc について,尖度関数は時点 t におけるスライス分布SliceDistribution[proc,t]について β[t]=Kurtosis[SliceDistribution[proc,t]]として計算できる. »

例題

すべて開くすべて閉じる

  (4)

値のリストの尖度:

記号データの尖度:

日付のリストの尖度:

パラメトリック分布の尖度:

スコープ  (23)

基本的な用法  (7)

厳密な入力は厳密な出力を与える:

近似入力は近似出力を与える:

WeightedDataの尖度を求める:

EventDataの尖度を求める:

TemporalDataの尖度を求める:

TimeSeriesの尖度を求める:

尖度は値にのみ依存する:

数量を含むデータの尖度を求める:

配列データ  (5)

行列についてのKurtosisは列ごとの尖度を与える:

大きい配列に使うことができる:

Kurtosisは入力がAssociationのときはその値に作用する:

SparseArrayデータは密な配列と同じように使うことができる:

QuantityArrayの尖度を求める:

画像データと音声データ  (2)

RGB画像のチャンネルごとの尖度値:

グレースケール画像の平均強度値:

Kurtosisは,音声オブジェクトについてはチャンネルごとに作用する:

日付と時間  (5)

日付の尖度を計算する:

日付の重み付き尖度を計算する:

異なる暦で与えられた日付の尖度を計算する:

時間の尖度を計算する:

異なる時刻帯指定の時刻の尖度を計算する:

分布と過程  (4)

一変量分布の尖度を求める:

多変量分布の場合:

派生分布についてのKurtosis

データ分布について:

単位付き数量のある分布の尖度:

ランダム過程についての尖度関数:

アプリケーション  (6)

正規分布のKurtosisの値は3である:

集中分布の尖度は3より大きい:

緩尖分布の尖度は3より小さい:

が無限大に近付くにつれて,BinomialDistributionについての極限分布は正規分布に近付く:

尖度の極限値は3である:

中心極限定理によると,確率変数の正規化された総和の尖度は3に収束する:

平均が0で単位分散を持ち,尖度と歪度でパラメータ化されたピアソン分布を定義する:

1,4,6型のピアソン分布についてのパラメータ不等式を求める:

尖度と歪度の値に依存するピアソン型の領域プロット:

ParetoDistributionからランダムなサンプルを生成する:

モーメントがサンプルモーメントに一致するPearsonDistributionの型を見付ける:

この時系列は,ある人の1ヶ月間の毎日の歩数が含まれている:

歩数の平均:

毎日の歩数が一定している指針として尖度を分析する:

毎日の歩数の頻度のヒストグラムは,分布がMesokurtic(尖度が0)であることを示している:

学級の生徒の身長の尖度を求める:

3より大きい尖度は,分布が平均付近に集中していることを示す:

特性と関係  (5)

データのKurtosisCentralMomentから計算できる:

分布のKurtosisCentralMomentから計算できる:

Kurtosisは,TemplateBox[{4}, CentralMoment]⩵Expectation[(x-mu)^4]>=Expectation[(x-mu)^2]^2⩵TemplateBox[{2}, CentralMoment]^2であり,1から下で有界である:

正規分布は値3のKurtosisを持つ:

ほぼ正規の分布は3に近い値のKurtosisを持つ:

この分布の確率密度関数をプロットする:

正規近似の確率密度関数をプロットする:

考えられる問題  (2)

尖度係数は時に過剰尖度係数と混同されることがある:

過剰尖度はNormalDistributionについては消失する:

過剰尖度はCumulant[dist,4]/Cumulant[dist,2]^2と定義される:

尖度はデータについては定義されないことがある:

尖度は分布については定義されないことがある:

おもしろい例題  (1)

20個,100個,300個のサンプルについてのKurtosis推定値の分布:

Wolfram Research (2007), Kurtosis, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Kurtosis.html (2024年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2007), Kurtosis, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Kurtosis.html (2024年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2007. "Kurtosis." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/Kurtosis.html.

APA

Wolfram Language. (2007). Kurtosis. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Kurtosis.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_kurtosis, author="Wolfram Research", title="{Kurtosis}", year="2024", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Kurtosis.html}", note=[Accessed: 21-December-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_kurtosis, organization={Wolfram Research}, title={Kurtosis}, year={2024}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/Kurtosis.html}, note=[Accessed: 21-December-2024 ]}