ManipulateVideo
ManipulateVideo[expr,[u,<t1u1,…,tnun >]]
時間 tiについての指定が与えられた際に,u の値を操作する継続時間 tn の動画を生成する.
ManipulateVideo[expr,{u,…},{v,…},…]
u,v,…のそれぞれを操作するコントロールを提供する.
ManipulateVideo[manipulate]
Manipulateオブジェクトから動画を作成する.
詳細とオプション
- ManipulateVideoを使って,既存のManipulateオブジェクトから興味深く洞察力に富み,動画のプラットフォームに簡単に投稿できる動画が生成できる.
- 以下のいずれかの設定を使って変数 u, v, … の任意のものが制御できる.
-
{u,umin,umax} u を uminから umaxまで変化させる {u,umin,umax,du} u を uminから umaxまで刻み幅 duで変化させる {u,{u1,u2,…} u が離散値 u1, u2, …を取れるようにする {u,<t1u1,t2u2,… >} u を変化させて tiが常に uiの値を取るようにする - コントロールに{u,<t1u1,…,tnun >}の形で時間が与えられた場合,DefaultDurationの値は無視され,長さが tnの動画が生成される.
- ManipulateVideoには,Manipulateと同じオプションに以下の追加・変更を加えたものが使える. [全オプションのリスト]
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Appearance None コントロールを表示するかどうか,表示するならその方法 DefaultDuration Automatic 生成された動画の継続時間 - 次は,Appearanceの可能な設定である.
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Automatic ローカルコンピュータシステムのスタイル要素を使ってコントロールを描画する None コントロール要素を除外する "Generic" コントロールを一般的なスタイルで描画する - 次は,使用可能な動画の生成オプションである.
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BitRate Automatic 使用するおおよそのビットレート CompressionLevel Automatic 使用する圧縮レベル FrameRate 30 使用するフレームレート GeneratedAssetFormat Automatic 結果のファイル形式 GeneratedAssetLocation $GeneratedAssetLocation 結果の場所 OverwriteTarget False 既存ファイルに上書きするかどうか RasterSize Automatic 式のラスタライズに使用するラスタサイズ VideoEncoding Automatic 使用する動画符号化 VideoTransparency False 出力動画に透明度のチャンネルがあるべきかどうか
全オプションのリスト
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (6)
オプション (3)
Appearance (1)
AppearanceAutomaticを使ってコントロールを表示する.コントロールは,動画が作成されたコンピュータシステムに応じて表示される:
Appearance"Generic"を使ってコントロールを均一に表示する:
DefaultDuration (1)
指定に時間が含まれていなければ,動画の継続時間はDefaultDurationオプションで制御される:
指定に明示的な時間が含まれている場合の動画の継続時間は,それに従って計算される:
指定に明示的な時間が含まれていてDefaultDurationが設定されている場合は,指定に含まれている時間が希望する継続時間と一致するように再スケールされる:
KeyframeActions (1)
KeyframeActionsオプションを使って複数の変数の進化を指定する:
アプリケーション (5)
グラフィックスのアニメーション (4)
デモンストレーションからの実験 (1)
「Understanding 3D Rotation」デモンストレーションに基づくアニメーションを作成する:
より単純なManipulateを作成する:
3次元で0から1まで広がる立方体の回転実験
• 0:垂直回転軸をに設定する
• [0, 2]: の回転を実行する
• 3:垂直回転軸をに移動する
• [3, 5]: の回転を実行する
• 6:垂直回転軸をに移動する
• [6, 8]: の回転を実行する
特性と関係 (1)
異なる2つの方法で変数の時間進化を指定することができる.2変数のManipulateから始める:
キーが時間を表す連想を指定することで,各変数の進化を計画することができる:
同じ進化を得るための別の方法は,KeyframeActionsオプションを使用することである.この場合,左辺が時間,右辺がその時間に発生するアクションである遅延規則のリストを指定する.通常,アクションは変数の割当てで構成される:
考えられる問題 (1)
KeyframeActionsオプションを使って一般的なアクションを指定する場合は,各アクションが,初期化段階と指定時間の2回評価されることに留意することが重要である:
テキスト
Wolfram Research (2024), ManipulateVideo, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ManipulateVideo.html.
CMS
Wolfram Language. 2024. "ManipulateVideo." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ManipulateVideo.html.
APA
Wolfram Language. (2024). ManipulateVideo. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ManipulateVideo.html