OpenWrite

OpenWrite["file"]

出力を書き出すファイルを開いて,OutputStreamオブジェクトを返す.

OpenWrite[]

使用中のコンピュータシステムのテンポラリーファイル用のデフォルトエリアで新しいファイルを開く.

詳細とオプション

  • OpenWriteは,ファイル内の既存の内容を削除して,ファイルの始めから出力を書き出す準備をする.
  • 次のオプションを与えることができる.
  • BinaryFormatFalseファイルにバイナリ形式を使うかどうか
    CharacterEncodingAutomaticどの生の文字コードを使用するか
    FormatTypeInputForm式を表示するためのデフォルト形式
    NumberMarks$NumberMarksいつ近似値に`マークを使うか
    PageWidth78行あたりの文字数
    TotalWidthInfinity単一の式の最大文字数
    MethodAutomatic使用するストリームメソッド
  • パイプをサポートするコンピュータシステムでは,OpenWrite["!command"]は,command で指定された外部プログラムを起動し,入力を送るためにパイプを開く.
  • OpenWriteが特定のファイルやパイプを開くことに成功しない場合,メッセージを表示した上で$Failedを返す.
  • OpenWriteは,「ファイルとストリーム」で記述されている手続きに従ってファイル名を結合する.
  • OpenWriteは,OutputStream["name",n]を返す.ただし,name はファイルやコマンドのフルネーム,そして,n は現行のWolframシステムセッションで開かれたストリーム全体を通して一意的なシリアル番号である.
  • SetOptionsは,すでに開いている出力ストリームの特性を変更することに使用することができる.
  • PutWriteのような関数は,ファイルやパイプがすでに開かれていない場合,必要に応じて自動的に開く.
  • デフォルト設定のBinaryFormat->Falseのとき,CharacterEncoding"ASCII"であると解釈される.
  • OpenWrite[]は,常に,$TemporaryDirectoryで指定されるディレクトリ中に,まだ存在していない新たなファイルを作成する.
  • Methodオプションを使うと,ストリームは指定された入力ストリームメソッドで開かれる.これはOpenWriteがファイル名を結合するデフォルトの方法を無効にする.
  • OpenWrite[File["file"]]もサポートされている.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

書き込むための新しいストリームを作り,開く:

ストリームに式を書く:

ストリームを閉じる:

結果のファイルを出力する:

スコープ  (1)

Fileオブジェクトで指定されたファイルに式を書く:

Wolfram Research (1988), OpenWrite, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/OpenWrite.html (2016年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), OpenWrite, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/OpenWrite.html (2016年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "OpenWrite." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2016. https://reference.wolfram.com/language/ref/OpenWrite.html.

APA

Wolfram Language. (1988). OpenWrite. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/OpenWrite.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_openwrite, author="Wolfram Research", title="{OpenWrite}", year="2016", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/OpenWrite.html}", note=[Accessed: 17-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_openwrite, organization={Wolfram Research}, title={OpenWrite}, year={2016}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/OpenWrite.html}, note=[Accessed: 17-November-2024 ]}