Row
詳細とオプション
- Row[list]は,デフォルトで,あたかもStandardForm入力の連続する要素として現れたかのように,要素間に余分なスペースを挿入せずに expriをフォーマットする.
- セパレータ s は任意の式でよい.一般に次のようなものが使われる.
-
" " 単一のスペース文字 ", " コンマとスペース Spacer[w] w の印刷用ポイント幅のスペース Invisible[expr] 式 expr の幅のスペース - Rowが複数行に及ぶときは,一般のWolfram言語の式と同じようにどこで行替えするかが選ばれ,続く行の行頭が下げられる.
- 要素 expriは,文字列,グラフィックス,その他どのような式でもよい.
- expriは,ベースラインあるいは整列点が揃うように並べられる.
- 次のオプションを使うことができる.
-
Alignment {Left,Baseline} 要素の水平および垂直方向の整列 Background None 使用する背景色 BaselinePosition Automatic 周囲のテキストのベースラインと何を揃えるか BaseStyle {} 行のベーススタイル指定 Frame None 枠を描くかどうか FrameMargins Automatic 枠内に残す余白 FrameStyle Automatic 枠のスタイル ImageMargins 0 表示エリアの外側に加える余白 ImageSize Automatic 表示された行の全体的な画像サイズ RoundingRadius 0 角丸の半径 - Row[…]は,StandardForm,TraditionalForm,OutputFormで,1行の式としてフォーマットする.
- InputFormではRow[…]は文字通りRow[…]としてフォーマットする.
- TextCell[Row[list],…]は,list 中の文字列およびスタイル付きの文字列を直接含むことができるテキストセルを作成する.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (2)
オプション (11)
Alignment (1)
ImageSize内で揃え方を調整する:
FrameMargins (1)
FrameMarginsは背景にも適用できる:
RoundingRadius (1)
RoundingRadiusは背景にも適用できる:
考えられる問題 (2)
FrameMarginsとRoundingRadiusは,Frame->Trueでなければ目に見える効果は与えない:
FrameStyle->Noneとして,枠を加えずに他のオプションを使う:
垂直方向にまたがる演算子はRowに文字列形式で渡された場合には大きくならない:
RawBoxesを使って演算子がコンテンツに垂直方向にまたがるようにする:
Wolfram Research (2007), Row, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Row.html (2008年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2007), Row, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Row.html (2008年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2007. "Row." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2008. https://reference.wolfram.com/language/ref/Row.html.
APA
Wolfram Language. (2007). Row. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Row.html