WolframLanguageData

WolframLanguageData[entity,property]

Wolfram言語のシンボル entity について指定された property の値を与える.

WolframLanguageData[{entity1,entity2,},property]

指定されたWolfram言語の記号実体の特性値のリストを与える.

WolframLanguageData[entity,property,annotation]

指定された property に関連する指定された annotation を与える.

詳細

  • WolframLanguageData[]はすべてのWolfram言語シンボルのリストを与える.
  • WolframLanguageData["Properties"]は使用可能な特性のリストを与える.
  • WolframLanguageData["SampleEntities"]はサンプル実体のリストを与える.
  • WolframLanguageData中で指定される entity は,EntityEntityClass,実体の正規名,あるいはそれらのリストでよい.
  • 指定された property は,EntityPropertyEntityPropertyClass,特性の正規名,あるいは特性のリストを指定することができる.
  • 特定の場合に適用されないあるいは未知の特性はMissing[]で示される.
  • 含まれる特性
  • "Attributes"シンボルの属性
    "CharacterCount"シンボルに含まれる文字数
    "CloudSupportNotes"Wolfram Cloudでサポートされるシンボルについてのノート
    "CloudSupportStatus"Wolfram Cloudにおけるシンボルサポートの状況
    "CommonOptionValues"関連する一般的な値付きのオプション規則のリスト
    "DateIntroduced"Wolfram言語に導入された日付
    "DateLastModified"最後に修正された日付
    "DatesModified"修正された日付
    "DocumentationBasicExamples"基本例題の入出力のドキュメント
    "DocumentationExampleCounts"ドキュメントクラスと関連する例題数の規則のリスト
    "DocumentationExampleInputs"ドキュメントの例題クラスと関連する例題入力の規則のリスト
    "DocumentationExampleText"ドキュメントの例題クラスと関連する例題テキストの規則のリスト
    "EponymousPeople"シンボル名がその名に因んで名付けられた人
    "EqualPrecedenceSymbols"同じ演算子入力が優先するシンボルのリスト
    "ExternalLinks"外部リンク
    "Frequencies"いくつかの領域からの使用頻度のリスト
    "FullVersionIntroduced"Wolfram言語に導入された完全バージョン
    "FullVersionLastModified"最後に修正された完全バージョン
    "FullVersionsModified"修正された完全バージョン
    "FunctionEssay"シンボルの使用法についてのテキストによる説明と予備知識
    "FunctionalityAreas"機能エリア
    "KeyboardShortcuts"キーボードショートカット
    "Memberships"クラス
    "Name"シンボル名
    "OptionNames"シンボルが取るオプション名
    "Options"オプション
    "PlaintextUsage"テキストによる使用法
    "PrecedenceRanks"演算子入力形とその対応する順位の規則のリスト
    "Ranks"いくつかの領域からの使用法順位
    "RelatedEntities"関連実体
    "RelatedGuidePages"関連ガイドページへのハイパーリンク
    "RelatedSymbols"関連シンボル
    "RelationshipCommunityGraph"他のシンボルとの関係のコミュニティグラフ
    "RelationshipGraph"他のシンボルとの関係のグラフ
    "ShortNotations"短縮表記
    "SubjectClassifications"主語の分類と対応する標準についての規則のリスト
    "SymbolsLinkingTo"与えられたシンボルをドキュメント内でリンクするシンボル
    "SymbolsUsingAsAttribute"指定されたシンボルを属性として使うシンボル
    "SymbolsUsingAsOption"指定されたシンボルをオプションとして使うシンボル
    "TextStrings"テキスト文字列
    "Timeline"シンボルの導入と修正のタイムライン
    "TimelineEvents"TimelinePlotでの表示に適切な形のシンボルの導入と修正
    "Translations"シンボル名の翻訳リスト
    "TypesetUsage"使用法メッセージをタイプセット
    "URL"オンラインWolfram言語ドキュメントへのリンク
    "VersionIntroduced"Wolfram言語に導入されたバージョン
    "VersionLastModified"最後に修正されたバージョン
    "VersionsModified"修正されたバージョン
    "WolframDocumentationLink"Wolframドキュメントページへのハイパーリンク
  • 特性の中にはWolframLanguageDataについて全体として使用可能で,WolframLanguageData[property]の形式で与えられるものがある.以下はそのような特性である.
  • "Entities"使用可能なすべての実体
    "EntityCount"使用可能な実体の総数
    "Classes"使用可能なすべての実体クラス
    "EntityClassCount"使用可能な実体クラスの総数
    "SampleEntities"サンプル実体のリスト
    "SampleEntityClasses"サンプル実体クラスのリスト
    "EntityCanonicalNames"すべての実体の正規名のリスト
    "PropertyCanonicalNames"すべての特性の正規名のリスト
    "EntityClassCanonicalNames"すべての実体クラスの正規名のリスト
    "RandomEntities"擬似ランダムサンプル実体
    {"RandomEntities",n}n 個の擬似ランダム実体
    "RandomEntityClasses"擬似ランダムサンプル実体クラス
    {"RandomEntityClasses",n}n 個の擬似ランダム実体クラス
  • WolframLanguageData[entity,property,annotation]の第3引数で次の注釈を使うことができる.
  • "Qualifiers"特性の可能な限定子のリスト
    "QualifierValues"各限定子に与えることが可能な値のリスト
    "Description"特性の簡潔なテキストによる説明

例題

すべて開くすべて閉じる

  (10)

を使って実体を求める:

Wolfram言語シンボルのサンプルリストを返す:

を使ってWolfram言語関数Integrateの特性を求める:

Imageシンボルの導入と修正のタイムラインを表示する:

Sinの基本例題を示す:

RiemannSiegelTheta関数がその名に因んで命名された人物を返す:

Wolfram言語中の関数クラスを示す:

陰的に定義された実体クラスを使って指定された機能領域のWolfram言語シンボルを求める:

Wolfram言語関数Sumの翻訳を示す:

1つの言語への翻訳を示す:

特性限定子を使って同様のことを行う:

Cosに関連するシンボルについての関係コミュニティグラフを示す:

スコープ  (4)

特性  (1)

SinについてのすべてのWolframLanguageData特性と値の連想を与える:

表示する特性を選択するための,簡単なメニューインターフェースを作成する:

特性の限定子  (2)

デフォルトで,"Frequencies""Ranks"は値のリストを返す:

"Corpus"限定子を使って単一のコーパスの値を返す:

陰的に定義された実体クラスを使ってWolfram言語で最もよく使われる5つのシンボルを返す:

デフォルトで,"Translations"は可能なすべての言語による翻訳を返す:

"Language"限定子を使って1つのコーパスに対する値を返す:

注釈  (1)

特性の簡潔なテキストによる説明を与える:

特性の可能な限定子をリストにする:

特性に指定可能な限定子の値をリストにする:

アプリケーション  (10)

NormalDistributionのドキュメントのワードクラウドを表示する:

陰的に定義された実体クラスを使ってバージョン13で導入されたWolfram言語のシンボルのリストを返す:

Constant属性があるシンボルを選択する:

Wolfram言語のシンボルで名前が最短のものを返す:

Wolfram言語のシンボルで名前が最長のものを返す:

MaxIterationsオプションを取る関数を選択する:

バージョン10.0から10.4までにで加えられ,バージョン11で更新されたシンボルを取り出す:

Wolfram言語のシンボルで最もよく使われるものを求める:

陰的に定義された実体クラスを使う:

結果を実体の連想として得る:

陰的に定義された実体クラスを使ってガウスに因んで命名されたWolfram言語のシンボルのリストを返す:

n 人の人に因んで命名されたWolfram言語シンボルの合計を求める:

2人の人に因んで命名された最初のいくつかのシンボルを示す:

3人の人に因んで名付けられたシンボルを示す:

Wolfram言語のシンボルの名祖となった人を上位から示す:

特性と関係  (4)

WolframLanguageDataを使うことは対応する実体と特性についてEntityValueを呼び出すことに等しい:

WolframLanguageData"Classes"引数で評価する:

上記は実体タイプ"WolframLanguageSymbol"EntityClassListを評価することに等しい:

さまざまなWolfram言語シンボルに対応する実体が与えられた:

さまざまな幾何学実体に関連したWolfram言語のシンボルを表示する:

考えられる問題  (1)

実体クラスは裸の文字列として与えることはできない:

明示的なEntityClassを指定すると,意図したように動作する:

これはEntityClassについてEntityListを呼び出すことに等しい:

インタラクティブな例題  (1)

ドキュメントの例題の出力は,WolframLanguageData特性として呼び出された場合はインタラクティブなままである:

おもしろい例題  (6)

Mathematicaの主バージョンで導入されたWolfram言語シンボルの累積数を示す:

暦年の関数としてのWolfram言語のシンボル数の増加を見る:

Wolfram言語におけるシンボル名の長さのヒストグラムをプロットする:

Wolfram言語のシンボル名がその名前をとって命名された人々のタイムラインを見る:

Wolfram言語シンボルの現実での使用頻度とMathematicaのメジャーリリースについての使用順位をプロットする:

Plotについての基本的なドキュメントの例の出力のコラージュを作る:

Wolfram Research (2015), WolframLanguageData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/WolframLanguageData.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2015), WolframLanguageData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/WolframLanguageData.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2015. "WolframLanguageData." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/WolframLanguageData.html.

APA

Wolfram Language. (2015). WolframLanguageData. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/WolframLanguageData.html

BibTeX

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BibLaTeX

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