CloudPublish
現行ドキュメントの公開コピーをクラウド内に作る.
CloudPublish[obj]
クラウドオブジェクト obj の公開コピーを作る.
CloudPublish[expr]
式をクラウドに配備し,公開する.
CloudPublish[content,location]
ユーザの現行のクラウドディレクトリと相対的な指定場所に公開する.
CloudPublish[content,CloudObject[…]]
指定されたクラウドオブジェクトに公開する.
詳細とオプション
- CloudPublishは,デスクトップとクラウドの両方から使うことができる.
- CloudPublishは公開されたCloudObjectを返す.
- CloudPublish[expr,…]はCloudDeploy[expr,…]と同じ形の expr をサポートする.
- CloudPublishは,デフォルトで,公開されたクラウドオブジェクトについてのパーミッションにAll Automaticを加える.
- CloudPublishは,デフォルトで,公開されたクラウドオブジェクトのオプションにAutoCopyTrueを加える.
- CloudPublishは,次のオプションもサポートする.
-
AppearanceElements All ページの外観の制御 AutoCopy True 開かれたときにコピーを作るかどうか AutoRemove False オブジェクトを一定時間後に削除するかどうか CachePersistence Automatic オブジェクトがクライアントによってキャッシュされる期間を制御する CloudBase Automatic 公開先のクラウド CloudObjectNameFormat Automatic URLの名前の部分に使うフォーマット CloudObjectURLType Automatic 使用するURLのベースタイプ(obj, env, ...) EvaluationPrivileges Automatic オブジェクトによる評価の特権 IconRules Automatic 配備されたオブジェクトに使うアイコン IncludeDefinitions True 従属関係を自動的に含むかどうか Magnification Automatic 公開したノートブックに使う拡大率 MetaInformation {} 配備されたオブジェクトのメタ情報 Permissions {AllAutomatic} 公開されたオブジェクトの明示的なパーミッション SourceLink Automatic ソースとしてリンクするオブジェクト - デフォルト設定のSourceLinkAutomaticのとき,CloudPublishは公開したクラウドオブジェクトのソースリンクを現行ノートブックに対応するクラウドオブジェクトに設定する.そのようなクラウドオブジェクトが存在しない場合は, ソースリンクをNoneに設定する.
- IncludeDefinitionsTrueのとき,CloudPublish[expr,…]は expr の評価に必要なすべての定義を自動的に配備する.IncludeDefinitionsFalseのときは,expr の評価に必要なすべての定義が明示的に評価されなければならない.
- デフォルト設定のMagnificationAutomaticでは,CloudPublishはソースドキュメントのMagnification設定を無視して公開ノートブックに100%の拡大率を使う.MagnificationInheritedとすると,ソースドキュメントの拡大率が保持される.
- クラウドの「Publish」ボタンとデスクトップの「クラウドに公開...」メニュー項目は,CloudPublishの動作とオプションに従う,
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
新たな無記名のクラウドオブジェクトにManipulate式を公開する:
オプション (12)
AutoCopy (1)
CloudPublish中はAutoCopyを設定しない:
CloudBase (1)
CloudPublish中にCloudBaseを指定する:
CloudObjectNameFormat (1)
名前付きのクラウドオブジェクトを作り,CloudObjectNameFormatに$CloudUserIDを使う:
名前付きのクラウドオブジェクトを作り,CloudObjectNameFormatに$CloudUserIDを使う:
CloudObjectURLType (1)
CloudObjectURLTypeで指定された編集環境ビューへのリンクがあるクラウドオブジェクトを公開する:
Magnification (1)
CloudPublishの間にソースドキュメントの拡大率を保持する:
Permissions (1)
Permissionsは,特定のユーザまたはユーザグループのアクセスを制限する方法を与える.
新たなPermissionsGroupを作成する.ユーザの$CloudUserIDをリストに加えることでユーザを増やす:
CloudPublishを使って任意のオブジェクトを指定のアクセスパーミッションで公開する:
SourceLink (1)
CloudPublish中はソースへのリンクを設定しない:
特性と関係 (1)
CloudPublishは,全ユーザに対して自動的にPermissionsが与えられてAutoCopyが有効になっているCloudDeployと同等である:
テキスト
Wolfram Research (2015), CloudPublish, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/CloudPublish.html (2020年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2015. "CloudPublish." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/CloudPublish.html.
APA
Wolfram Language. (2015). CloudPublish. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/CloudPublish.html