ImageIdentify

ImageIdentify[image]

image が何の画像であるかを特定しようと試みた結果を与える.

ImageIdentify[image,category]

image の特定範囲を指定したカテゴリ内のオブジェクトに限定する.

ImageIdentify[image,category,n]

n 個までの可能な特定値のリストを与える.

ImageIdentify[image,category,n,"prop"]

各特定値についての指定された特性を与える.

詳細とオプション

  • ImageIdentify[{image1,image2,},]を使って複数の画像中のオブジェクトを特定することができる.
  • ImageIdentify[image,category]category の可能な形式
  • "type"Interpreterで使われるような実体タイプ
    "concept""Concept"実体で使われるような名前付きの概念
    "word"WordDataで使われるような英単語
    wordspecWordDataで使われるような単語の意味指定
    Entity[]任意の適切な実体
    category1|category2|categoryiの任意のもの
  • デフォルトで,ImageIdentifyEntity["Concept",]の形式のオブジェクトを返す.
  • 特性"prop"は次のいずれかでよい.
  • "Concept"概念の実体オブジェクト
    "Entity"可能な場合,具体的実体オブジェクト
    "Probability"概念と確率の関係
    "cprop""Concept"実体がサポートする特性
    {prop1,}特性指定のリスト
  • 使用可能なオプション
  • AcceptanceThreshold Automatic識別の受容閾値
    PerformanceGoal Automatic識別で何を最適化するか
    SpecificityGoal Automatic求めるオブジェクトタイプの特殊性
    TargetDevice"CPU"そこで計算を行うターゲットデバイス
  • PerformanceGoalの可能な設定には"Speed""Quality"がある.
  • SpecificityGoalの可能な設定
  • "Low"オブジェクトの一般的なカテゴリを可とする
    "High"オブジェクトの特定の種類を可とする
    s0(最低)から1(最高)までの特殊性
  • 受容閾値でコンテンツが何も見付からない場合は,Missing["Unidentified"]が返される.
  • ImageIdentifyは機械学習を使う.含まれるメソッド,訓練集合,バイアスは使用するWolfram言語のバージョンによって変わることがあり,返される結果も異なることがある.
  • ImageIdentifyはリソースをダウンロードすることがある.ダウンロードされたリソースは,$LocalBaseのローカルなオブジェクトストアに保存され,LocalObjects[]でリストしたりResourceRemoveで削除したりできる.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

画像中のオブジェクトを特定する:

画像中の犬の種類を特定する:

スコープ  (3)

特定のカテゴリ内の結果を返す:

結果のリストを返す:

結果とその関連確率のリストを与える:

オプション  (4)

AcceptanceThreshold  (1)

AcceptanceThresholdが自動的に選択される:

カスタム閾値を指定する:

閾値より上で特定されたものがなければ,Missingオブジェクトが返される:

PerformanceGoal  (1)

PerformanceGoal"Speed"を使って最速で結果を得る:

速度は落ちるがより正確に認識させる:

SpecificityGoal  (2)

特殊性が低い結果:

より高い特殊性の結果:

カスタム値を使う:

特殊性のさまざまな値についての識別表を得る:

特性と関係  (1)

ImageIdentifyが使うニューラルネットには NetModelを介してアクセスできる:

考えられる問題  (1)

認識カテゴリが指定されている場合は,確率がそのカテゴリについて再正規化される:

カテゴリの制約を取り除いてオブジェクトが正しく認識されるようにする:

おもしろい例題  (1)

10個の識別特徴をその確率とともに得る:

WordCloudを使ってオブジェクト識別の結果を可視化する:

Wolfram Research (2015), ImageIdentify, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageIdentify.html (2023年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2015), ImageIdentify, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageIdentify.html (2023年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2015. "ImageIdentify." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2023. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageIdentify.html.

APA

Wolfram Language. (2015). ImageIdentify. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageIdentify.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_imageidentify, author="Wolfram Research", title="{ImageIdentify}", year="2023", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageIdentify.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

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