Video

Video[file]

指定のファイルに保存された動画を表す.

Video[url]

与えられたURLに保存されている動画を表す.

詳細とオプション

  • Videoは,動画のプレーヤーとして表示される,関数の入力にも出力にもなるオブジェクトである.
  • 動画ファイルは,MP4,QuickTime,Ogg等をのサポートされている任意の動画形式でよい.
  • H264やHEVCのような人気のある動画コーデックはほとんどのプラットフォームでサポートされている.コンテナとデコーダの完全リストは$VideoDecodersを参照のこと.
  • 動画には複数の動画,音声,字幕のトラックが含まれることがある.
  • The Videoオブジェクトはカメラの回転を尊重し,画像の上部とカメラの上部の位置が合うと仮定する.
  • Videoオブジェクトは以下の任意のソースから作成することができる.
  • File["file"]または"file"$Pathで検索されたファイル名
    URL["url"]または"url"HTTP,HTTPSまたはFTP URL
    CloudObject[]クラウドオブジェクト
    LocalObject[]ローカルオブジェクト
    ResourceObject[]リソースオブジェクト
  • Video[anim]を使って以下の式からフレームをエキスポートすることでVideoオブジェクトが生成ができる.
  • AnimatedImage[]アニメーション画像
    Manipulate[]Manipulateオブジェクト,AnimateオブジェクトあるいはListAnimateオブジェクト
  • Videoは,AtomQのような関数によってあるいはパターンマッチングの目的では,生のオブジェクトとして扱われる.
  • 次は,使用可能なオプションである.
  • Appearance Automatic生成されたプレーヤーの外観
    AudioOutputDevice$DefaultAudioOutputDevice再生に使用する音声出力デバイス
    AudioTrackSelection Automatic音声トラックの選択
    ImageResolution Automatic表示する際の解像度
    ImageSize Automatic動画フレームの表示サイズ
    PlaybackSettingsAutomatic動画の再生設定
    RasterSize Automatic動画フレームの次元
    SoundVolume1音量
    SubtitleTrackSelection Automatic字幕トラックの選択
    VideoTrackSelection Automatic動画トラックの選択
  • Appearanceの可能な設定には"Thumbnail""Minimal""Basic"がある.
  • VideoInformationには次の特性が含まれることがある.
  • "Duration"最長トラックの継続時間
    "FrameRate"各動画トラックのフレームレート
    "RasterSize"動画トラックに使用する画像次元
    "ResourcePath"音声ファイルへのパス
    "SampleRate"各音声トラックのサンプリングレート

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

ローカルファイルにリンクするVideoオブジェクトを作成する:

作成した動画が有効であることを確認する:

動画の要約をプロットする:P

動画についての一般情報を得る:

スコープ  (6)

ファイルからVideoオブジェクトを作成する:

URLから動画を作成する:

CloudObjectから動画を作成する:

ResourceObjectから動画を作成する:

Manipulateから動画を作成する:

音声を含むManipulateから動画を作成する:

オプション  (9)

Appearance  (3)

"Basic"の外観は,デフォルトで,再生位置やトラック選択等のいくつかのコントロールを提供する:

ノートブック内で動画を再生する"Minimal"表示を使用する:

外部プレーヤーで動画を開く"Thumbnail"表示を使用する:

AudioTrackSelection  (1)

デフォルトで,動画はファイルにあるすべての音声トラックを含む:

2つの音声トラックだけを選択する:

ImageResolution  (1)

デフォルトで,動画には72dpiが想定される:

解像度を指定する:

ImageSize  (1)

デフォルトで,自動再生サイズが使用される:

表示サイズを指定する:

RasterSize  (1)

デフォルトで,動画は最大解像度になっている:

もとのフレーム次元と比較する:

作成した動画が返す各フレームの画素次元を指定する:

VideoExtractFramesのような動画関数はRasterSize設定を尊重する:

SubtitleTrackSelection  (1)

デフォルトで,動画はファイルにあるすべての字幕トラックを含む:

1つの字幕トラックだけを選択する:

VideoTrackSelection  (1)

複数の動画トラックがある動画ファイルを作成する:

デフォルトで,動画はファイルにあるすべての動画トラックを含む:

1つの動画トラックだけを選択する:

アプリケーション  (2)

動画のまとめを見せる動画フレームのコラージュを作る:

動画を分析して1つのシーンから別のシーンへの推移を見付ける:

結果をプロットし,重要なシーンの変化の時間を示す:

特性と関係  (3)

有効なVideo式は,パターンマッチングの観点からは生のオブジェクトであるとみなされる:

これは無効な式には適用されない:

動画のコンテンツは,実際にVideo式に保存されているわけではない:

デフォルトで,Importは,動画ファイルからVideoオブジェクトを作る"Video"要素を使う:

考えられる問題  (1)

URLからのVideoオブジェクトの構築にはより時間がかかるかもしれない:

ファイルをダウンロードしてローカルファイルから動画を構築する:

Wolfram Research (2020), Video, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Video.html (2024年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2020), Video, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Video.html (2024年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2020. "Video." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/Video.html.

APA

Wolfram Language. (2020). Video. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Video.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_video, author="Wolfram Research", title="{Video}", year="2024", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Video.html}", note=[Accessed: 17-November-2024 ]}

BibLaTeX

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