Area

Area[reg]

二次元領域 reg の面積を与える.

Area[{x1,,xn},{s,smin,smax},{t,tmin,tmax}]

デカルト座標 xis および t の関数である,パラメータ化された曲面の面積を与える.

Area[{x1,,xn},{s,smin,smax},{t,tmin,tmax},chart]

xiが指定された座標グラフの座標であると解釈する.

詳細とオプション

  • Areaは,表面積としても知られている.
  • 二次元領域は2以上の任意の次元に埋め込むことができる.
  • Area[x,{s,smin,smax},{t,tmin,tmax}]では,x がスカラーならAreaはパラメトリック曲面{s,t,x}の面積を返す.
  • Areaの第4引数の座標グラフは,CoordinateChartDataの第1引数と同じように{coordsys,metric,dim}の形で指定することができる.dim が省略された短縮形を使うこともできる.
  • 次は,使用可能なオプションである.
  • AccuracyGoalInfinity目標とする絶対確度の桁数
    Assumptions $Assumptionsパラメータについて行う仮定
    GenerateConditionsAutomaticパラメータについての条件を生成するかどうか
    PerformanceGoal$PerformanceGoalパフォーマンスのどの局面について最適化するか
    PrecisionGoalAutomatic目標精度の桁数
    WorkingPrecision Automatic内部計算に使用する精度
  • 積分の記号極限は実数かつ順序付けられていると仮定される.記号座標チャートのパラメータはCoordinateChartData"ParameterRangeAssumptions"特性で与えられる範囲内に収まるものと仮定される.
  • Areaは,GeometricSceneの記号領域と一緒に使うことができる.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (4)

円板の面積:

球の表面積:

内半径が1で外半径が2の環の面積:

円柱座標で表された,で両端が開いた の円柱の表面積:

スコープ  (21)

特別な領域  (5)

Rectangle

Parallelogram

Simplex

Areaは,任意の次元に埋め込まれた2DSimplexについて定義される:

Polygonの面積:

3Dで:

Disk

Diskは楕円として使うことができる:

SphereAreaは表面積である:

数式定義領域  (2)

ImplicitRegionとして表された円板の面積:

球の表面積:

ParametricRegionとして表された円板の面積:

円板の有理パラメータ化を使う:

球の表面積:

メッシュ領域  (2)

MeshRegionの面積:

3Dに埋め込まれた2Dメッシュ:

BoundaryMeshRegionの面積:

派生領域  (3)

RegionIntersectionの面積:

TransformedRegionの測度:

RegionBoundaryの表面積:

パラメータの式  (6)

長半径が2,短半径が1の楕円の面積:

球座標の,における半円錐の面積:

長半径5,短半径2のトーラスの表面積:

四次元空間に埋め込まれた,「平らなトーラス」の面積:

長方形上の放物面 の面積:

ステレオ投影座標を使った,3球面の表面積:

地理的領域  (3)

GeoPositionを使った多角形の面積:

GeoGridPositionを使った多角形の面積:

Areaは地理実体の多角形に使うことができる:

オプション  (3)

Assumptions  (1)

任意の長半径 を持つ楕円の面積:

長半径は正であるという仮定を加えると答が簡約される:

WorkingPrecision  (2)

機械演算を使ってAreaを計算する:

場合によっては厳密な答が計算できないことがある:

30桁精度でAreaを求める:

アプリケーション  (4)

関数の表面の面積:

この領域は曲面である:

同様に:

で密度が与えられる領域の平均密度を求める:

多面体の表面積を計算する:

PolyhedronDataは表面を与える.立体は与えない.したがってAreaを使うことができる:

ソロモン王の紋章の結び目の表面積を計算する:

この領域は3Dにおける曲面である:

特性と関係  (5)

Areaは非負の数量である:

Area[r]は,2D領域についてはRegionMeasure[r]と同じである:

3Dへの埋込み:

Area[r]RegionMeasure[r,2]と同じである:

2D領域については,Areaは領域上での1の積分である:

3Dへの埋込み:

3D領域の表面積を得るためにRegionBoundaryを用いる:

考えられる問題  (2)

Areaのパラメトリック形式は,多重被覆がある可能性のある面積を計算する:

領域バージョンは画像の面積を計算する:

二次元以外の領域の面積はUndefinedである:

Wolfram Research (2014), Area, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Area.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), Area, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Area.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "Area." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/Area.html.

APA

Wolfram Language. (2014). Area. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Area.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_area, author="Wolfram Research", title="{Area}", year="2019", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Area.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_area, organization={Wolfram Research}, title={Area}, year={2019}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/Area.html}, note=[Accessed: 21-November-2024 ]}