Style

Style[expr,options]

指定のオプション設定でフォーマットされた expr で表す.

Style[expr,"style"]

現行ノートブックの指定スタイルのオプション設定を使用する.

Style[expr,color]

指定の色で表示する.

Style[expr,Bold]

フォントを太字にして表示する.

Style[expr,Italic]

フォントを斜体にして表示する.

Style[expr,Underlined]

フォントに下線を施して表示する.

Style[expr,Larger]

フォントサイズを拡大して表示する.

Style[expr,Smaller]

縮小されたフォントで表示する.

Style[expr,n]

フォントサイズ n で表示する.

Style[expr,Tiny], Style[expr,Small]

それぞれ小さいフォントやとても小さいフォント等で表示する.

詳細とオプション

  • Styleは通常の式とグラフィックスの両方に用いることができる.
  • Style[expr,spec1,spec2,]では,speciとして以下のもののリストや文字列が使える.
  • opt1->val1,明示的なオプション
    "style"現行スタイルシートの名前付きスタイル
    色指示子(Red, RGBColor[], )
    グラフィックス指示子(Thickness[], )
    Bold 太字テキスト (FontWeight->"Bold")
    Italic 斜体テキスト (FontSlant->"Italic"
    Underlined下線付きテキスト
    Larger拡大文字テキスト
    Smaller縮小文字テキスト
    n(任意の数) フォントサイズが n のテキスト(FontSize->n)
    TinySmall絶対サイズのテキスト
  • Styleはノートブックフロントエンドの「オプションインスペクタ」にリストされている任意のオプションを使うことができる.
  • Styleは任意のグラフィックス指示子あるいはグラフィックス指示子のリストを使うことができる.
  • Style[expr,spec1,spec2,]では,speciで与えられる明示的な設定が,speci中の名前付きスタイルで定義された設定に常に優先する.順番は関係ない.
  • 明示的な設定では,あるオプションの設定で最初にあるものが使われる.
  • RedBold等の指示子は,対応するオプション設定に等しいものとして扱われる.
  • 一般的に使われるオプションには次のようなものがある.
  • Background背景色
    Editableコンテンツを編集可能にするかどうか
    FontFamilyフォントファミリ
    Hyphenationテキストにハイフンを入れるかどうか
    Magnification拡大率
    Selectableコンテンツを選択可能にするかどうか
  • 一般駅な名前付きスタイルには次のようなものがある.
  • "Button"システムボタンのテキストのように表示する
    "Graphics"グラフィックスのように表示する
    "Input"Wolfram言語入力のように表示する
    "Label"サンセリフのラベルとして表示する
    "Menu"システムのメニュー項目のように表示する
    "Output"Wolfram言語出力のように表示する
    "Panel"システムパネルのテキストのように表示する
    "PopupMenu"システムのポップアップメニューのように表示する
    "Section"セクションの見出しとして表示する
    "SmallText"小さいテキストのように表示する
    "Subsection"サブセクションの見出しとして表示する
    "Text"一般のテキストのように表示する
    "Title"タイトルのように表示する
  • Styleオブジェクトがネストされている場合,一番内側にある指定が特定の式の表示法を制御する.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (3)

フォントの色に赤を使う:

フォントのさまざまな特性を指定する:

定義済みのスタイルを使う:

個々のグラフィックスオブジェクトのスタイルを指定する:

スコープ  (3)

印刷用ポイント数でフォントサイズを指定する:

フォントの特性を指定する:

グラフィックス指示子を使う:

テキストのインデント,スペース,揃え方を指定する:

オプション  (39)

Antialiasing  (2)

デフォルトでアンチエイリアス処理を使う:

アンチエイリアス処理をオフにする:

Background  (1)

背景色を指定する:

ControlsRendering  (2)

Sliderのデフォルトと一般的な外観を比べる:

RadioButton

DefaultOptions  (2)

DefaultOptionsを局所的に設定する:

オブジェクトの明示的なオプション設定はそのタイプのオブジェクトのデフォルトオプションを無効にする:

Deployed  (1)

セル内の一般的な編集と選択を無効にする.インタラクティブなコントロールはそのままにする:

DigitBlock  (1)

","で区切った3桁の整数を表示する:

Editable  (2)

デフォルトで,出力セルは編集可能になっている:

出力の編集を不可能にする:

Enabled  (1)

有効なSliderと無効にしたものとを比べる:

RadioButton

FontColor  (2)

フォントの色を赤にする:

オプションを使わずに色を指定する:

FontFamily  (1)

"Courier"フォントを使う:

"Times"フォントを使う:

"Helvetica"フォントを使う:

FontSize  (2)

印刷用ポイント数でフォントサイズを指定する:

定義済みの記号値を使って絶対フォントサイズを指定する:

オプションを使わずにフォントサイズを指定する:

FontSlant  (2)

文字飾りのないフォント:

斜体:

オプションを使わずに斜体を指定する:

FontTracking  (1)

FontTrackingの異なる設定:

FontVariations  (1)

テキストに下線を施す:

取り消し線の入ったテキスト:

両方を組み合せる:

FontWeight  (2)

文字飾りのないフォント:

太字:

オプションを使わずにフォントの太さを指定する:

ImageSizeMultipliers  (2)

初めのグラフィックスの大きさ:

リスト内のグラフィックスが通常の0.4倍の大きさになるように指定する:

関数内のグラフィックスが通常サイズの0.2倍になるように指定する:

LineIndent  (1)

インデントの大きさを指定する:

インデントは行わない:

LineSpacing  (1)

2倍の字間:

各行の高さを印刷用ポイント数10とする:

シングルスペースで各行にさらに印刷用ポイント数5を加える:

Magnification  (2)

拡大率を指定する:

Magnificationは余白を含めたすべてに影響する:

NumberSeparator  (1)

"."で区切られた3桁の整数を表示する:

ScriptBaselineShifts  (1)

下付き文字と上付き文字のデフォルト位置:

x2個分の高さだけ下付き文字を下げる:

下付き文字をx零個分下げる.上付き文字はx2個分上げる:

ScriptMinSize  (1)

ScriptMinSizeを使って指数が一定以下のフォントサイズになるのを防ぐ:

ScriptSizeMultipliers  (2)

ScriptSizeMultipliersを使って上付き文字として使うフォントサイズの割合を設定する:

ScriptSizeMultipliers->list はレベルによって異なる割合を使う:

ShowStringCharacters  (2)

デフォルトで,入力セルでは文字列の前後にクォーテーションマークが付く.出力セルでは付かない:

出力セルの文字列の前後にクォーテーションマークを付ける:

SingleLetterItalics  (2)

1文字の変数が斜体になるようにする:

TraditionalForm出力における特定の記号について,1文字の斜体化を無効にする:

TextAlignment  (1)

左揃えにする:

中央揃え:

右揃え:

Wolfram Research (2007), Style, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Style.html.

テキスト

Wolfram Research (2007), Style, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Style.html.

CMS

Wolfram Language. 2007. "Style." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Style.html.

APA

Wolfram Language. (2007). Style. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Style.html

BibTeX

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BibLaTeX

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