Animate
Animate[expr,{u,umin,umax}]
u が uminから umaxまで連続的に変化する expr のアニメーションを生成する.
Animate[expr,{u,umin,umax,du}]
u をステップ du で変化させる.
Animate[expr,{u,{u1,u2,…}}]
u が離散的な値 u1, u2, … を取るようにする.
Animate[expr,{u,…},{v,…},…]
すべての変数 u, v, … を変化させる.
詳細とオプション
- expr はどのような式でもよく,グラフィックスである必要はない.
- Animateは,必要とする u の特定のリテラル値についてのみ expr を評価する.
- Animate[expr,{{u,u0},umin,umax}]は,u の初期値を u0とする.
- umax が有限のとき,u はDefaultDurationの設定値で与えられた時間の間アニメーションが継続するような速度で変化する.
- Animate[expr,{u,umin,Infinity}]は,u の値が1秒間に1単位の速度で永遠に増加し続ける無限のアニメーションを作成する.
- Animate[expr,{u,-Infinity,Infinity}]は,アニメーションが逆方向に実行されている場合に u が永遠に減り続けるようにする.
- AnimateはAnimatorオブジェクトを含むManipulateオブジェクト生成する.
- Animate[expr,{{u,u0, ulbl},…},…]は ulblを u アニメータ等のラベルとして使う.
- AnimateにはManipulateのオプションに以下の追加・変更を加えたものが使える. [全オプションのリスト]
-
AnimationDirection Forward アニメーションの方向 AnimationRate Automatic 変数を変化させる速度 AnimationRepetitions Infinity 停止までに何回実行するか AnimationRunning True アニメーションが実行中かどうか AnimationRunTime 0 アニメーションが最後に開始されてからの経過時間.アニメーションが実行されていない場合は0 AnimationTimeIndex Automatic アニメーションの時間指標.始まりは0,DefaultDurationの値は終り AppearanceElements Automatic 含める制御要素 BaseStyle {} アニメータのベーススタイル指定 DefaultDuration 5. デフォルトの継続時間(秒) Deinitialization None Animateからの出力が削除された場合に評価する式 DisplayAllSteps False あらゆる離散的なステップを強制的に表示するかどうか Exclusions {} 除外すべき値を指定する Initialization None 出力が最初に生成されたときに評価する式 LabelStyle {} ラベルエリアのスタイル指定 RefreshRate Automatic 1秒間に更新するデフォルト回数 ShrinkingDelay Automatic 表示オブジェクトが小さくなる場合に,縮めるまでの遅延時間 - du のデフォルト値は,RefreshRateオプションの設定値で決まり,uminが umaxより大きい場合はこの値が負になる.
- du が0として与えられると,これはRefreshRateの設定で決められる最小の正または負の値であると解釈される.
- AnimationRateに明示的な設定が施されている場合,この設定はDefaultDurationの設定に優先する.
- デフォルトで,"ProgressSlider","PlayPauseButton","FasterSlowerButtons","DirectionButton"の要素が含まれる.これらの要素は,AppearanceElementsの設定値として,与えられるリストで任意の順に指定することができる.
- BaseStyleとLabelStyleの設定値は,一般に現行スタイルシートの"Animate"スタイルと"AnimateLabel"スタイルで与えられるデフォルトスタイルに付加される.
全オプションのリスト
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (8)
Animateのコントロール (6)
AppearanceElementsを使ってアニメータのコントロールを指定する:
オプション (23)
AnimationRunning (2)
AppearanceElements (2)
Deinitialization (1)
Animateが表示されなくなったときに,評価される式を指定する:
Deployed (2)
DisplayAllSteps (1)
DisplayAllStepsを使って省略を防ぐ:
アプリケーション (9)
特性と関係 (2)
考えられる問題 (2)
テキスト
Wolfram Research (2007), Animate, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Animate.html (2014年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2007. "Animate." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/Animate.html.
APA
Wolfram Language. (2007). Animate. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Animate.html