BesselJ

BesselJ[n,z]

第1種ベッセル関数 TemplateBox[{n, z}, BesselJ]を与える.

詳細

  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • TemplateBox[{n, z}, BesselJ]において,微分方程式 が成り立つ.
  • BesselJ[n,z]は,複素 z 平面上,の範囲で不連続な分枝切断線を持つ.
  • FullSimplifyFunctionExpandBesselJの変換規則を含む.
  • 特別な引数の場合,BesselJは,自動的に厳密値を計算する.
  • BesselJは任意の数値精度で評価できる.
  • BesselJは自動的にリストに縫い込まれる.
  • BesselJIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる. »

例題

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  (5)

数値的に評価する:

実数の部分集合上で をプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

原点における級数展開:

Infinityにおける級数展開:

スコープ  (52)

数値評価  (6)

数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力精度は入力精度に従う:

複素引数とパラメータについて評価する:

BesselJを高精度で効率よく評価する:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計区間を計算することもできる:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のBesselJ関数を計算することもできる:

特定の値  (3)

半整数の指標について,BesselJを評価すると初等関数になる:

無限大における極限値:

TemplateBox[{0, x}, BesselJ]の最初の3つの零点:

Solveを使って TemplateBox[{0, x}, BesselJ]の最初の正の零点を求める:

結果を可視化する:

可視化  (4)

整数次()および半整数次()について,BesselJ関数をプロットする:

BesselJ関数の実部と虚部を半整数次数についてプロットする:

の実部をプロットする:

の虚部をプロットする:

の実部をプロットする:

の虚部をプロットする:

関数の特性  (12)

は,すべての実数値と虚数家について定義される:

は,0より大きいすべての実数値について定義される:

複素領域は を除く平面全体である:

の近似関数範囲:

の近似関数範囲:

整数 について,TemplateBox[{n, z}, BesselJ] が偶数か奇数かによって についての偶関数あるいは奇関数である:

これは TemplateBox[{n, z}, BesselJ]=(-1)^n TemplateBox[{n, {-, z}}, BesselJ]として表現できる:

TemplateBox[{n, z}, BesselJ]は整数 について の解析関数である:

非整数次数については解析的ではない:

BesselJは非減少でも非増加でもない:

BesselJは単射ではない:

BesselJは全射ではない:

BesselJは非負でも非正でもない:

TemplateBox[{n, z}, BesselJ]は, が非整数のとき,を含む可能性あり)について特異である:

不連続性についても同じことが言える:

BesselJは凸でも凹でもない:

TraditionalFormによる表示:

微分  (3)

一次導関数:

高次導関数:

整数次数および半整数次数でより高次の導関数をプロットする:

次導関数の式:

積分  (5)

Integrateを使ってBesselJの不定積分を計算する:

BesselJを含む式の不定積分:

定積分:

原点を中心とする区間におけるの定積分は0である:

原点を中心とする区間における (偶関数)の定積分:

これは,半分の区間における積分の2倍である:

級数展開  (6)

の周りの のテイラー(Taylor)展開:

の周りの の最初の3つの近似をプロットする:

BesselJの級数展開における一般項:

の周りの の級数展開:

の周りの の最初の3つの近似をプロットする:

BesselJの漸近近似:

生成点におけるテイラー(Taylor)展開:

BesselJはベキ級数に適用できる:

積分変換  (4)

FourierTransformを使ってフーリエ(Fourier)変換を計算する:

LaplaceTransform

HankelTransform

MellinTransform

関数の恒等式と簡約  (4)

FullSimplifyを使ってベッセル関数を簡約する:

恒等式 TemplateBox[{{n, -, 1}, z}, BesselJ] TemplateBox[{{-, n}, z}, BesselJ]+TemplateBox[{{1, -, n}, z}, BesselJ] TemplateBox[{n, z}, BesselJ]=(2 sin(pi n))/(pi z)を確かめる:

漸化式 z (TemplateBox[{{n, -, 1}, z}, BesselJ] + TemplateBox[{{n, +, 1}, z}, BesselJ])=2 n J_n(z)

整数 と任意の固定 について TemplateBox[{{-, n}, z}, BesselJ]=(-1)^n TemplateBox[{n, z}, BesselJ]である:

関数表現  (5)

BesselIを介した表現:

級数表現:

積分表現:

MeijerGによる表現:

DifferenceRootによる表現:

アプリケーション  (3)

ベッセル微分方程式を解く:

別の微分方程式を解く:

フラウンホーファー(Fraunhofer)回析は小さいフレネル(Fresnel)数の極限で出現する回析の一種である.円形開口対回析角のフラウンホーファー回析パターン強度をプロットする:

Keplerの方程式は楕円軌道における物体の動きを説明する.Keplerの方程式の解を切断フーリエ正弦級数として近似する:

厳密解:

解の間の差をプロットする:

特性と関係  (5)

FullSimplifyを使ってベッセル関数を簡約する:

SumおよびIntegrateBesselJを生成することがある:

BesselJを含む式の極限を求める:

BesselJDifferentialRootとして表すことができる:

BesselJの指数母関数:

考えられる問題  (1)

引数が数値の場合,半整数のベッセル関数は自動的には評価されない:

引数が記号的な場合には自動的に評価される:

このため,機械精度の評価では,結果が非常に不正確になることがある:

おもしろい例題  (1)

TemplateBox[{{1, /, 3}, z}, BesselJ]のリーマン面をプロットする:

Wolfram Research (1988), BesselJ, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BesselJ.html (2022年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), BesselJ, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BesselJ.html (2022年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "BesselJ." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/BesselJ.html.

APA

Wolfram Language. (1988). BesselJ. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/BesselJ.html

BibTeX

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