Databin
Databin["id"]
Wolfram Data Drop中のデータビンを表す.
Databin["id",n]
データビン中の最初の n 項目を表す.
Databin["id",-n]
データビン中の最も新しい n 項目を表す.
Databin["id",{m,n}]
データビン中の m 個目から n 個目までの項目を表す.負の数は,最後から数えていることを示す.
Databin["id",{m,n,s}]
ステップ s で m 個目から n 個目までの項目を表す.
Databin["id",time]
time で指定された時間量だけ戻った項目を表す.
Databin["id",date]
指定の日付から現在までのデータビン内の項目を表す.
Databin["id",{date1,date2}]
date1から date2までのデータビン内の項目を表す.
Databin["id",range,{"key1","key2",…}]
データビンの各項目のうち,キー keyiがある要素のみを表す.
詳細
- Databin["id"]では,id は短縮ID,完全なUUID,短縮あるいは長いURLのいずれかである.
- Wolfram Cloud中のデータビンについての長いURLは,datadrop.wolframcloud.com/databin/ の形である.
- Databinは,標準的な列指定を使う.
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All すべての項目 n 第1項目から第 n 項目まで -n 最後の n 個の項目 {n} 第 n 項目のみ {m,n} 第 m 項目から第 n 項目まで(最初と最後を含む) {m,n,s} 第 m 項目から第 n 項目までをステップ s で - Databin["id"]はDatabin["id",All]に等しい.
- Databin["id",time]では,time はQuantityオブジェクトとして指定される.
- time の特殊形
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"Minute" 直近の分 "Hour" 直近の時 "Day" 直近の24時間 "Week" 直近の7日間 "Month" 直近の30日間 "Year" 直近の365日間 - Databin["id",date]では,date はDateObjectを使って指定される.
- データビンについて次の操作がサポートされている.
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EventSeries[databin] データビン中のすべてのデータの事象系列 TimeSeries[databin] データビン中のすべてのデータの時系列 Dataset[databin] データビン中のタイムスタンプと項目のデータ集合 Get[databin] データビンの全コンテンツを連想のリストとして Normal[databin] データビン中のメタデータなしの項目リスト Values[databin] データビン中のタイムスタンプなしの値のリスト Keys[databin] データ署名に対応する連想キー DateListPlot[databin] データビン中の各キーについての時系列プロット Options[databin] データビンのオプションを求める SetOptions[databin,…] データビンのオプションをリセットする DeleteObject[databin] データビンを永久的に削除する - 一般に,TimeSeriesオブジェクトおよびEventSeriesオブジェクトを操作する関数は,Databinオブジェクトに直接適用することができる.例として,Histogram,Mean,TimeSeriesMapが挙げられる.
- Databin[…][request,…]を使ってデータビンを操作することができる.
- データビンのコンテンツを取り出す基本的なリクエスト
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"Latest" メタデータのある,最も新しく加えられた項目 "Recent" メタデータのある最近の項目 "TimeInterval" データビン中の項目のタイムスパン "Timestamps" データビン中の全項目のタイムスタンプのリスト "GeoLocations" データビン中の全項目の地理位置のリスト "EventSeries" データビン中のデータの事象系列(EventSeries) "TimeSeries" データビン中のデータの時系列(TimeSeries) "FullEntries" メタデータのある,データビン中のすべての項目(Get) "Entries" メタデータのない,データビン中のすべての項目(Normal) "Values" データビンで使われている各キーの値のリスト(Values) request,params パラメータ params でリクエストする - 使用可能なパラメータ params
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seq 列指定 seq によって与えられた項目 <key1val1,… > 詳細指定 - 詳細指定に使用可能な項目
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"StartIndex" 含める最初の項目の指標 "EndIndex" 含める最後の項目の指標 "StartTime" 含める最初の項目の時間 "EndTime" 含める最後の項目の時間 - データビンにデータを加えることに関連したリクエスト
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"Add",data データビンにデータを加える "WebForm" データビンにデータを加えるための,クラウドに配備されたフォーム - Databin["id"]["Add",data]はDatabinAdd["id",data]と等価である.
- Databin["id"]["Add",data,"Authorization"->token]は,承認トークンを含む.このトークンは,データビンが作成されたときに指定されたトークンとマッチしなければならない.
- Databin["id"]["Add",data,"Timestamp"date]は,データビン項目についてのカスタムのタイムスタンプを含む.
- データビンの識別操作
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"ShortID" データビンの短縮ID "UUID" データビンの完全なUUID "ShortURL" データビンの短縮URL "URL" 完全UUIDに基づいたデータビンのURL "Name" データビンに割り当てられた名前 - データビンのメタデータリクエスト
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"Information" データビンについての情報 "EntryCount" データビン中の項目数 "Size" データビンのコンテンツサイズ "Keys" データビン解釈署名中のキーの名前 "LatestDate" 最新項目が加えられた日付 "CreationDate" データビンが最初に作られた日付 "ExpirationDate" データビンが失効する日付 "Class" データビンの作成に使われたクラス - Databin["id"]["Keys"]はKeys[Databin["id"]]と等価である.
- 項目の追加に関連したデータビンの操作
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"Interpretation" データビンについての解釈署名 - データビンのアクセス制御操作
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"Permissions" データビンについてのパーミッション "Owner" データビンの所有者のWolfram ID "Administrators" データビンの管理者のWolfram ID "Creator" データビンの制作者のWolfram ID - データビンのレポート生成操作
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"Report" ローカルのノートブックとして与えられる,データビンについてのレポート "WebReport" クラウドノートブックとして与えられる,データビンについてのレポート - データビンについての操作の中にはWolfram Cloudの認証を必要とするものがある.
- データビンのパーミッションのようなオプションは,Optionsを使って求め,SetOptionsを使って設定することができる.
- DatabinのInformationは次の特性を含むことがある.
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"Bin" 完全なデータビン識別 "DataInterpretation" データビンの解釈署名 "Class" データビンの作成に使われたクラス "Owner" データビンの所有者のWolfram ID "SourceType" データビンのソース "CreationDate" データビンがはじめて作成された日付 "Creator" データビンの作成者のWolfram ID "Permissions" データビンのパーミッション "EntryCount" データビン中の項目数 "LatestTimestamp" 最新のタイムスタンプ "ExpirationDate" データビンが失効する日付 "Size" データビンのコンテンツサイズ
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
スコープ (2)
特性と関係 (3)
Databin式のInformationは完全なビン指定,作成日,その他の詳細を含む:
Information式から入手可能な特性のリストを得る:
DateBoundsを使って指定されたデータビンに関連付けられた最初と最後のタイムスタンプを得る:
DeleteObjectは,データビンを永久に削除する:
テキスト
Wolfram Research (2014), Databin, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Databin.html (2019年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2014. "Databin." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/Databin.html.
APA
Wolfram Language. (2014). Databin. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Databin.html