Background

Background

背景の彩色を指定するオプションである.

詳細

  • Backgroundの設定には,任意の色あるいは不透明度指定が使える.
  • Backgroundは,GraphicsPlotTextPanelButtonCell等の関数のオプションとして使われる.
  • 一般にオブジェクトにBackground->color のオプションがあると,オブジェクトによって定義された領域全般で指定された色が背景色として使われる.
  • Style[expr,Background->color]は,expr の境界ボックスで定義された領域でのみ color が背景色として使われるように指定する.
  • Gridのような構文では,Itemを使って,特定の項目について背景が範囲全体を埋めるように指定することができる.
  • セルの中では,背景はセル枠の内部領域に対してのみ使われる.
  • Background->Noneは,背景を使わないように指定するので,実質的に背景は透過的になる.
  • Background->Automaticは,使用されている特定のオブジェクトあるいはウィンドウについてのシステムの外観に従う背景を使うように指定する.Insetの場合,Background->Automaticは,それが使われているグラフィックスの背景を使うように指定する.
  • GridColumnRowのようなオブジェクトでは,Backgroundの設定は個々の列,行,要素等の背景を指定したリストでもよい.
  • DatasetBackgroundの設定は,色を返す純関数 f でよい.設定は f[value,position,dataset]で与えられる.data はデータ集合の第1引数である.

例題

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  (2)

式の後ろに背景色を入れる:

グラフィックスの背景:

スコープ  (2)

淡い赤の背景で格子を描く:

第1要素を淡い青の背景で描く:

一般化と拡張  (5)

最初と2番目の水平位置に淡青色と淡赤色の背景を施す:

最初と最後の水平位置に淡青色と淡赤色の背景を施す:

最初と2番目の垂直位置に淡青色と淡赤色の背景を施す:

淡青色と淡赤色の背景を交互にする:

背景色を交互にし,最初と最後の位置にピンク色を重ねる:

格子の小区域に背景色を設定する:

Dataset内の値で背景に彩色する:

アプリケーション  (3)

行の背景色を交互に使った表を示す:

Datasetの各列の最大値をハイライトする:

値の格子を色分け図として表示する:

特性と関係  (1)

透過的オブジェクトを通して背景色を見ることができる:

おもしろい例題  (1)

3Dオブジェクトを暗色の背景で示す:

Wolfram Research (1991), Background, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Background.html (2020年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1991), Background, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Background.html (2020年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1991. "Background." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/Background.html.

APA

Wolfram Language. (1991). Background. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Background.html

BibTeX

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BibLaTeX

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