角度と極座標
複素数,ベクトル,または位置の角度による表現は,微積分,幾何学,測地学等の多くの分野で基礎となる構造である. Wolfram Languageには,ラジアンにおける数値的オブジェクト,任意の角度単位を使ったQuantityオブジェクト,DMS(度・分・秒)リスト等,角度を扱う柔軟な方法が多数ある.これらの形式は,極座標と直交座標の間の変換を行う関数や,測地学的機能のための関数等,角度を扱う関数によって解釈され,自動的に変換される.
角度の指定
Degree (°) — ラジアンから度に変換するための定数
FromDMS — 度・分・秒形式から変換する
Quantity — 角度の単位を明示的に指定する
角度の計算
VectorAngle — ベクトル間の角度
PlanarAngle — 3点で定義された平面角
SolidAngle — 領域に挟まれた立体角
PolygonAngle — 多角形の頂点の角度
PolyhedronAngle — 多面体の頂点と辺の角度
DihedralAngle — 3Dにおける平面間の角度
ベクトルと経路
AngleVector — 指定の角度でベクトルを作成する
CirclePoints — 円の周りに等間隔で置かれた点(正 角形)
AnglePath — タートルのような回転と移動の列から経路を形成する
座標変換
FromPolarCoordinates — {r,θ}から{x,y}に変換する
ToPolarCoordinates — {x,y}から{r,θ}に変換する
RotationMatrix — 任意の次元における回転行列
複素数
AbsArg — 複素数を極形式に変換する
測地学
GeoPosition ▪ Latitude ▪ Longitude ▪ LatitudeLongitude
GeoDirection ▪ GeoDestination ▪ GeoDisplacement
天文学
AstroPosition ▪ AstroAngularSeparation
球座標
ToSphericalCoordinates ▪ FromSphericalCoordinates ▪ CoordinateTransform
3D回転
EulerMatrix ▪ RollPitchYawMatrix ▪ AnglePath3D
極プロット
PolarPlot ▪ ListPolarPlot ▪ SphericalPlot3D
視覚的回転
Rotate ▪ RotationTransform ▪ ImageRotate
幾何学的構造 »
AngleBisector ▪ TriangleConstruct ▪ ...