単位と数量
Wolfram言語では記号と数についてだけでなく,単位についても演算が行える.Wolfram言語はWolfram|Alphaと統合することで,自由形式の言語の柔軟性と数値・記号アルゴリズムの計算パワーを兼ね備えた高度な単位系を可能にする.単位のフレームワークは可視化関数や数値・代数計算関数とシームレスに統合する.数量の次元解析,完全な記号操作もサポートする.
単位と数量の入力
Quantity — 物理量の単位付きの値
QuantityArray — 共通単位の数量の配列
QuantityDistribution — 単位付きの確率分布
数量要素
QuantityMagnitude — 数量に関連付けられた値を返す
QuantityUnit — 数量に関連付けられている単位を返す
UnitDimensions — 関連付けられた物理的次元を返す
数量の表示
QuantityForm — 指定の単位または略称を使って表示する
TargetUnits — 可視化や他の関数で使用するための希望単位
単位の変換
$UnitSystem — 出力のデフォルトの単位系(「Imperial」や「Metric」等)
UnitConvert — 異なる単位間および単位系間の変換
CompatibleUnitQ — 複数の数量が互換であるかどうかを検証する
CommonUnits — 数量のリストを共通の単位に変換する
UnitSimplify — より簡単な単位に変換する
不確かさを含む数量 »
Around — 指定の不確かさを含む数または数量
VectorAround ▪ MeanAround ▪ AroundReplace ▪ ...
物理量
QuantityVariable — 物理量を表す変数(例:質量を表す )
QuantityVariableIdentifier ▪ QuantityVariablePhysicalQuantity
FormulaData — 物理量を含む一般的な科学公式
次元解析
DimensionalCombinations — 次元的な物理量の可能な組合せ
QuantityVariableDimensions ▪ QuantityVariableCanonicalUnit
NondimensionalizationTransform — 方程式を無次元形式に変換する
混合単位
MixedUnit — 単位のリスト(時間,分秒等)から作られる混合単位
MixedMagnitude — 混合単位中の単位に対応する大きさのリスト
通貨の単位
CurrencyConvert — リアルタイムデータを使って通貨間の変換を行う
ユーザ定義の単位と物理的数量
IndependentUnit — 任意のユーザ指定単位(「foxes」等)を表す
IndependentPhysicalQuantity — ユーザ指定の物理的数量を表す
IndependentUnitDimension — ユーザ指定の独立次元を表す