ChromaticityPlot
ChromaticityPlot[colspace]
色空間 colorspace の2Dスライスをプロットする.
ChromaticityPlot[color]
特定の color をプロットする.
ChromaticityPlot[{col1,col2,…}]
複数の色および色空間をプロットする.
ChromaticityPlot[image]
image の画素を個別の色としてプロットする.
ChromaticityPlot[…,refcolspace]
基準色空間 refcolspace を使う.
詳細とオプション
- ChromaticityPlotは色度図としても知られている.
- 一般に,1つあるいは複数の色空間を可視スペクトルと比較して可視化するのに使われる.これは,画像中の1つあるいは複数の色の可視化にも使われる.
- ChromaticityPlotは,colspace における色座標を refcolspace 色空間における座標に変換し,一定の輝度0.01によって与えられるスライスを表示する.個々の色については,変換した結果の色は,一定輝度のスライスに投影される.
- 色指定 color は,任意の色指示子またはColorsNearオブジェクトとして与えられる色近傍でよい.
- 次は,ColorSpaceオプションの設定にもなり得る colspace の使用可能な値である.
-
"Grayscale" GrayLevel "RGB" RGBColor "CMYK" CMYKColor "HSB" Hue "XYZ" XYZColor "LAB" LABColor "LCH" LCHColor "LUV" LUVColor ColorProfileData[…][i] 指定された描画強度 によるカラープロファイル - 次は,colspace のその他の可能な値である.
-
"AdobeRGB" Adobe RGB (1998)色空間 "AppleRGB" Apple RGB色空間 "CIERGB" CIE RGB色空間 "ProPhotoRGB" ProPhoto RGB "sRGB" 標準sRGB色空間 "WideGamutRGB" 広い色域のRGB(別名Adobe Wide Gamut RGB) - 次は,refcolspace の可能な指定である.
-
"CIE31" CIE 1931 xy 色度図(デフォルト) "CIE76" CIE 1976 UCS色度図 {"ref",l} 輝度 での任意の上記色空間 - 輝度はXYZ空間の Y 座標である.
- 色,あるいは画像の画素は,その輝度が参照輝度と等しい場合は黒い点として,その他の場合は灰色の点として描画される.
- ChromaticityPlotには,Graphicsのすべてのオプションに以下の追加・変更を加えたものを使うことができる. [全オプションのリスト]
-
Appearance Automatic 可視スペクトルの外観 BoundaryStyle Automatic 各領域の境界のスタイル FillingStyle Automatic 各色空間の塗潰しスタイル Frame True 枠を描くかどうか FrameLabel Automatic 枠ラベル MaxPlotPoints 2000 表示する色あるいは画素の最大数 PlotLegends Automatic 各色空間の凡例 PlotPoints Automatic サンプル点の初期数 PlotRange Automatic プロットに含む値の範囲 PlotRangeClipping True プロット範囲で切り取るかどうか PlotStyle Automatic 各色空間のスタイルを指定する PlotTheme $PlotTheme プロットの全体的なテーマ WhitePoint Automatic どの白色点を示すか - 次は,Appearanceの可能な設定である.
-
None 可視スベクトルは表示しない Automatic 外観を自動的に決定する "VisibleSpectrum" 可視スペクトルに対応する曲線 "FilledVisibleSpectrum" 塗り潰された可視スペクトル(デフォルト) - 次は,PlotLegendsの可能な設定である.
-
None 凡例は付けない Automatic 自動生成の凡例を使う "Expressions" 色空間名を凡例ラベルとして使う {lbl1,lbl2,…} i 番目の入力に lbliを使う Placed[lspec,…] 凡例の置き方を指定する - 次は,WhitePointの可能な設定である.
-
Automatic 使用する白色点を自動的に決定する None 白色点なし All すべての白色点 "name" 名前付きの白色点を使う col 色 col を白色点として使う {wp1,…} いくつかの白色点 wpiを表示する
全オプションのリスト
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (7)
オプション (72)
Appearance (5)
Appearance->Noneを使って可視スペクトルを除く:
PlotStyleをサブオプションとして使ってカスタムスタイルを指定する:
"Wavelengths"->Trueサブオプションを使って可視スペクトル上に波長を表示する:
AspectRatio (3)
デフォルトで,ChromaticityPlotはプロット範囲から縦横比を決定する:
AspectRatio1で縦と横を等しくする:
AspectRatioFullは,他の構造物にピッタリ収まるように縦と横を調整する:
Axes (3)
BoundaryStyle (2)
BoundaryStyle->Noneを使って境界線を示さないようにする:
FillingStyle (5)
Frame (4)
FrameLabel (5)
FrameTicks (6)
デフォルトで,上と右の辺には目盛は置かれるがラベルは置かれない:
Allを使ってすべての辺に目盛ラベルを置く:
PlotPoints (1)
PlotPointsの自動設定では,非常に狭い範囲の描画には十分ではない場合がある:
PlotRange (3)
Ticks (6)
TicksStyle (4)
テキスト
Wolfram Research (2014), ChromaticityPlot, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ChromaticityPlot.html (2019年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2014. "ChromaticityPlot." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/ChromaticityPlot.html.
APA
Wolfram Language. (2014). ChromaticityPlot. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ChromaticityPlot.html