WaveletListPlot
WaveletListPlot[dwd]
DiscreteWaveletData dwd におけるウェーブレット変換係数をプロットする.
WaveletListPlot[dwd,wind]
ウェーブレット指標指定 wind に対応するウェーブレット変換係数をプロットする.
WaveletListPlot[dwd,wind,func]
func をプロットの前に係数に適用する.
WaveletListPlot[{dwd1,dwd2,…},…]
いくつかのDiscreteWaveletDataオブジェクト dwd1, dwd2, …からのウェーブレット変換係数をプロットする.
詳細とオプション
- WaveletListPlotは1D配列データからのDiscreteWaveletDataに使うことができる.
- ウェーブレット指標指定 wind はDiscreteWaveletDataで使われるものと同じである.
- WaveletListPlot[dwd]はWaveletListPlot[dwd,Automatic]に等しい.
- WaveletListPlotにはListPlotと同じオプションに次の追加・変更を加えたものを使うことができる. [全オプションのリスト]
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AspectRatio Automatic 縦横比 Joined True 点を繋ぐかどうか Method Automatic 使用するメソッド PlotLayout "CommonXAxis" プロットに使用するレイアウト PlotRange All 含める値の範囲 - 次は,複数のデータ集合を表示する際のPlotLayoutの可能な設定である.
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"CommonXAxis" 共通の 軸に対して係数をプロットする "CommonYAxis" 共通の 軸を使って係数をプロットする - "CommonXAxis"の設定では,係数は共通の水平 軸に対してプロットされる.ただし,垂直方向に同じ広さの空間が使われるように,各 軸が離れてスケールされる.
- "CommonYAxis"の設定では,係数は共通垂直 軸に対してプロットされる.ただし,水平方向に同じ広さの空間が使われるように,各 軸は離れてスケールされる.
- TicksとFrameTicksには共通軸に垂直な方向についての特殊な解釈がなされる次の設定値が使える.
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Automatic 細分化レベル Full 完全なウェーブレット指標 - Method->"InverseTransform"と設定すると,各係数配列の逆変換がプロットされる.
- WaveletListPlotはGraphicsオブジェクトを返す.
全オプションのリスト
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (16)
データ (6)
逆ウェーブレット変換でデフォルトで使われるウェーブレット係数をプロットする:
離散ウェーブレット変換係数は同じ水平軸上におかれるように間隔が取られる:
"CommonXAxis"レイアウトでは,各係数が別々に再スケールされる:
"CommonYAxis"レイアウトでは,すべての係数が共通垂直スケールでプロットされる:
複数のDiscreteWaveletDataオブジェクトを一緒にプロットする:
Fillingを使って差をハイライトする:
プレゼンテーション (10)
指定された共通軸を使って係数を垂直あるいは水平にレイアウトする:
完全なウェーブレット指標をツールチップとして使い,細分化レベルに従って係数にラベルを付ける:
DiscreteWaveletDataオブジェクトが複数の場合,各オブジェクトには独自の色が付けられる:
DiscreteWaveletDataオブジェクトが1つの場合,各係数には独自の色が付けられる:
DiscreteWaveletPacketTransform係数をプロットする:
一般化と拡張 (1)
オプション (16)
FrameTicks (1)
Method (5)
アプリケーション (4)
特徴の検知 (4)
PlotLayout->"CommonXAxis"を使って係数における辺等の構造を特定する:
PlotLayout->"CommonYAxis"を使って係数のスケールを比較する:
安定係数{…,0}は早期に優位に立ち,第1詳細化係数{1}は後で優位に立つ:
係数の複数の集合を同じWaveletListPlotでプロットする:
特性と関係 (5)
WaveletListPlotで共通の水平軸あるいは垂直軸を持つベクトルウェーブレット係数をプロットする:
dwd[…,"ListPlot"]は各係数を別々のリストプロットとして与える:
デフォルトで,WaveletListPlotは逆変換に使われるAutomatic係数を示す:
WaveletBestBasisは係数の異なるデフォルトの木を選ぶ:
WaveletScalogramは色で数量的な大きさを示したベクトル係数をプロットする:
WaveletMatrixPlotは階層的な格子における行列ウェーブレット係数をプロットする:
WaveletImagePlotは階層的な格子における画像ウェーブレット係数を示す:
テキスト
Wolfram Research (2010), WaveletListPlot, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/WaveletListPlot.html (2014年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2010. "WaveletListPlot." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/WaveletListPlot.html.
APA
Wolfram Language. (2010). WaveletListPlot. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/WaveletListPlot.html