TreePlot
TreePlot[g]
グラフ g の木構造プロットを生成する.
TreePlot[{e1,e2,…}]
辺 ejを持つグラフの木構造プロットを生成する.
TreePlot[{…,w[ei],…}]
記号ラッパー w で定義される特徴で eiをプロットする.
TreePlot[{vi 1vj 1,…}]
規則 vi 1vj 1を使ってグラフ g を指定する.
TreePlot[m]
隣接行列 m で表されるグラフの木構造プロットを生成する.
TreePlot[…,vpos]
プロット中の根 v を位置 pos に置く.
詳細とオプション
- TreePlotは樹形図としても知られている.
- TreePlotは,頂点を連続する層を持つ木または木の集合の中に置こうとする.
- TreePlotはGraphと同じ頂点と辺をサポートする.
- グラフ g が木ではない場合,TreePlotはその頂点をグラフの各連結要素の全域木をもとにしてレイアウトする.
- TreePlot[g]は木の層ができるだけ少なくなるように根を選ぼうとする.
- TreePlot[g,pos]は根を pos の位置に置く.
- 可能な位置 pos にはTop,Bottom,Left,Right,Centerがある.
- デフォルトで,TreePlotは各木の根を一番上に置く.
- 辺 eiには次の特殊ラッパーが使える.
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Annotation[ei,label] 注釈を与える Button[ei,action] 要素がクリックされたときに実行する動作を定義する EventHandler[ei,…] 要素の一般的なイベントハンドラを定義する Hyperlink[ei,uri] 要素をハイパーリンクにする Labeled[ei,…] 要素にラベルを付けて表示する PopupWindow[ei,cont] 要素にポップアップウィンドウを付ける StatusArea[ei,label] 要素がマウスオーバーされたときにステータスエリアに表示する Style[ei,opts] 要素を指定のスタイルで表示する Tooltip[ei,label] 要素に任意のツールチップを付ける - TreePlotでは,Graphicsと同じオプションに次の追加・修正を加えたものが使える. [全オプションのリスト]
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DataRange Automatic 生成する頂点座標の範囲 DirectedEdges False RuleをDirectedEdgeとして解釈するかどうか EdgeLabels None 辺のラベルと置き方 EdgeLabelStyle Automatic 辺のラベルのスタイル EdgeShapeFunction Automatic 辺の図形を生成する EdgeStyle Automatic 辺のスタイル GraphHighlight {} ハイライトする辺と頂点 GraphHighlightStyle Automatic ハイライトのスタイル LayerSizeFunction (1) 各層に許容する高さ PerformanceGoal Automatic パフォーマンスのどの面について最適化するか PlotStyle Automatic スタイルを決定するグラフィックス指示子 PlotTheme Automatic グラフの全体的なテーマ VertexCoordinates Automatic 頂点座標 VertexLabels None 頂点のラベルと置き方 VertexLabelStyle Automatic 頂点ラベルに使うスタイル VertexShape Automatic 頂点の形 VertexShapeFunction Automatic 頂点の形を生成する VertexSize Automatic 頂点の大きさ VertexStyle Automatic 頂点のスタイル - PlotThemeの可能な設定には,共通の基本テーマがある.
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"Business" 明るい近代的な外観.ビジネスプレゼンテーションやインフォグラフィックスに適している "Detailed" ラベルやツールチップを使ってデータを識別する "Marketing" マーケティングに適した,エレガントで目を引くデザイン "Minimal" 単純なグラフ "Monochrome" 単色のデザイン "Scientific" ラベルやツールチップが付いた,詳細データの分析に役立つ自然のままのデザイン "Web" 消費者向けのWebサイトやブログに適したクリーンで大胆なデザイン "Classic" 既存の用途との互換性を維持するための,プロットの従来のデザイン - グラフの特徴テーマは頂点と辺のプロットに影響する.特徴テーマには以下がある.
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"LargeGraph" 大きいグラフ "ClassicLabeled" 従来のグラフ "IndexLabeled" 指標ラベルが付いたグラフ
全オプションのリスト
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (10)
オプション (7)
PlotStyle (3)
PlotStyleはより高い優先度を持つVertexShapeFunctionとともに使える:
PlotStyleはより優先度の高いEdgeShapeFunctionと組み合せることができる:
アプリケーション (8)
特性と関係 (4)
グラフは,木ではない場合は,そのグラフの全域木に基づいてレイアウトされる:
方向性のあるグラフの構造的なスタイルの描画にはLayeredGraphPlotを使う:
GraphPlotまたはGraphPlot3Dを方向性のないグラフの描画に使う:
疎な配列の表示にはArrayPlotまたはMatrixPlotを使う:
考えられる問題 (2)
LayeredGraphPlotまたはGraphPlotを使い重なる辺を避ける:
TreePlotは自動的にベースノードを選び,木の高さを最小にする:
テキスト
Wolfram Research (2007), TreePlot, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TreePlot.html (2020年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2007. "TreePlot." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/TreePlot.html.
APA
Wolfram Language. (2007). TreePlot. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TreePlot.html