Export

形式のリスト »

Export["dest.ext",expr]

データをファイルにエキスポートし,ファイル拡張子 ext に対応する形式に変換する.

Export[dest,expr,"fmt"]

データを指定の形式"fmt"でエキスポートする.

Export[dest,exprs,elements]

exprselements として扱ってデータをエキスポートする.

Export[dest,exprs,elements,options]

指定されたオプションを使う.

詳細

  • Exportはさまざまな形式を扱う.一般に,それぞれの形式に異なるさまざまな要素が含まれる.使用可能な形式は$ExportFormatsというリストと「全形式のリスト」で与えられる.
  • デフォルトで,ExportDirectory[]で与えられる現行ディレクトリにファイルを作る.
  • Export[dest,]dest は以下のいずれでもよい.
  • "file" または File["file"]明示的なファイル名
    "!prog"データをパイプにエキスポートする
    CloudObject[]クラウドオブジェクト
    LocalObject[]ローカルオブジェクト
  • exprselements の次の組合せが使える.
  • exprelemexprelem としてエキスポートする
    {expr1,expr2,}{{elem1,elem2,}}exprielemiとしてエキスポートする
    {expr1,expr2,}{elem1,subelem1,}exprielem1の部分要素 subelemiとしてエキスポートする
    rules"Rules"要素と式の規則をエキスポートする
  • 形式を指定する場合は,次の elements 指定が使える.
  • {"format",elem}単一の要素
    {"format",{elem1,elem2,}}複数の要素
    {"format",elem1,sublelem1,}elem1の部分要素の部分要素
    {"format",rules}要素と式の規則をエキスポートする
  • "Rules"要素を使ってエキスポートする際の rules には,次の形式が使える.
  • elem->val単一要素の値
    {elem1->val1,elem2->val2,}複数の要素の値
    elem1->val1,elem2->val2,複数の要素についての連想
    elem1->{elem11->val11,}部分要素の値
  • Exportは,すべての形式についてOverwriteTargetオプションを取る.次は,使用可能な設定である.
  • False既存のファイルは上書きしない
    True既存のファイルを上書きする(デフォルト)
    "KeepBoth"既存のファイルはそのままにし,新規ファイルの名前を自動的に選択する
  • Export[dest,,options]を使って,エキスポート動作を制御する,形式に特有のオプションを与える.
  • Export[file,NotebookObject[],]は,可能な場合はNotebookObjectで参照されるノートブックのコンテンツをエキスポートする.
  • 新たな形式を手動でWolfram言語に登録することができる.「エキスポートコンバータの開発」についてのチュートリアルを参照のこと.

例題

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  (4)

画像オブジェクトをエキスポートする:

プロットをGIFとしてエキスポートする:

公式をGIFとしてエキスポートする:

サウンドをMIDIファイルとしてエキスポートする:

一般化と拡張  (2)

ローカルオブジェクトをExportおよびImportで使ってデータを永久的に保存する:

クラウドオブジェクトを ExportおよびImportで使ってデータを永久的に保存することができる:

特性と関係  (1)

Exportは,デフォルトで,FileNameToFormatListが返す最初の形式を使う:

別のエキスポート形式を指定する:

Wolfram Research (1999), Export, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Export.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1999), Export, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Export.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1999. "Export." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/Export.html.

APA

Wolfram Language. (1999). Export. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Export.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_export, author="Wolfram Research", title="{Export}", year="2019", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Export.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

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