GeoSmoothHistogram
GeoSmoothHistogram[locs]
地理上の場所 locs の平滑化カーネルヒストグラムをプロットする.
GeoSmoothHistogram[locs,espec]
推定器指定 espec で平滑化カーネルヒストグラムをプロットする.
GeoSmoothHistogram[locs,espec,dfun]
分布関数 dfun をプロットする.
詳細とオプション
- GeoSmoothHistogramは,地理強度およびカーネル密度としても知られている.
- GeoSmoothHistogramは,事実上,それぞれの場所に小さい突起を置き,場所の分布がより密である場合に,全体的な高さがより高くなるように,突起の高さを合計する.
- 場所 locs には次の形式と解釈がある.
-
GeoPosition[…] 測地位置の配列 {loc1,loc2,…} 場所のリスト <loc1w1,… > 重み付きの場所 WeightedData[…] 重み付きの場所 EntityClass[…] 特性"Position"による場所の実体 EntityClass[…]prop 特性 prop による場所の実体 - 場所 lociには次の形式がある.
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GeoPosition[…] 経緯度 Entity[…] 特性"Position"による場所の実体 Entity[…]prop 特性 prop による場所の実体 - 推定器指定 espec の形式は bw または{bw,kernel}でよい.
- 帯域幅 bw および kernel の指定はSmoothKernelDistributionにおけるものと同じでよい.
- デフォルトの分布関数 dfun は"Intensity"である.
- dfun の可能な設定はSmoothHistogramにおけるものと同じである.
- GeoSmoothHistogramにはGeoGraphicsと同じオプションに以下の追加・変更を加えたものが使える. [全オプションのリスト]
-
BoundaryStyle None RegionFunctionの境界をどのように描くか BoxRatios Automatic 実質的な3D境界ボックスの割合 ClippingStyle None PlotRangeで切り取られた値をどのように描くか ColorFunction Automatic プロットにどのように彩色するか ColorFunctionScaling True ColorFunctionの引数をスケールするかどうか LightingAngle None シミュレーションによる光源の有効角 MaxRecursion Automatic 許される再帰的部分分割の最大数 Mesh None 何本のメッシュラインを描くか MeshFunctions {#3&} メッシュラインの置き方をどのように決定するか MeshShading Automatic メッシュライン間の領域の陰影をどのように描くか MeshStyle Automatic メッシュラインのスタイル Method Automatic プロットをより細分化するために使用するメソッド OpacityFunction Automatic 各点における不透明度をどのように計算するか OpacityFunctionScaling True OpacityFunctionの引数をスケールするかどうか PerformanceGoal $PerformanceGoal パフォーマンスのどの面について最適化するか PlotPoints Automatic 各方向の関数のサンプル点の初期数 PlotRange Automatic 含める f またはその他の値の範囲 PlotRangeClipping True プロット範囲で切り取るかどうか PlotRangePadding Automatic 値の範囲をどの程度充填するか PlotTheme $PlotTheme プロットの全体的なテーマ RegionFunction (True&) ある点を含めるかどうかをどのように決めるか WorkingPrecision MachinePrecision 内部計算に使う精度 - ColorFunctionおよびOpacityFunctionは,デフォルトでは強度 f のスケールされた値で与えられる,単一の引数で与えられる.
- OpacityFunctionの設定には以下がある.
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Automatic 自動的に決定される None 不透明度の関数はなし.完全に不透明 α 一定の不透明度Opacity[α] Interval[…] 区間内の値をより不透明にする func 一般的な不透明度関数 - RegionFunctionに与えられる引数は,x,y,f である.このうち f は強度である.
- RegionFunction->region の region の値は,その上にプロットする実体あるいは地理多角形でよい.
- MeshShading->Automaticと設定すると,メッシュライン間の色がColorFunctionの設定で計算される.
全オプションのリスト
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (23)
データ (11)
場所のリストを表すGeoPositionを使う:
GeoPositionの場所のリストを使う:
世界の高層ビルを含むEntityClassから強度プロットを作る:
キーは場所,値は数でAssociationを使う:
WeightedDataを使う:
GeoRangeは自動的に選択される:
GeoRangeを使って地理上の関心領域に焦点を当てる:
帯域幅とカーネル (7)
オプション (31)
BoundaryStyle (2)
ColorFunction (4)
ColorFunctionScaling->Falseを使ってスケールされていない高さの値を得る:
ColorFunctionScaling (1)
ColorFunctionScaling->Falseを使ってスケールされていない高さの値を得る:
GeoGridLines (1)
GeoProjection (1)
GeoProjectionを使って地図の投影法を変更する:
GeoRangePadding (1)
GeoZoomLevel (1)
GeoZoomLevelを明示的に指定して低解像度で地図を描画する:
GeoZoomLevelを明示的に指定して高解像度で地図を描画する:
Mesh (1)
GeoSmoothHistogramは,デフォルトではメッシュは表示しない:
OpacityFunction (1)
アプリケーション (4)
特性と関係 (9)
SmoothDensityHistogramおよびSmoothHistogram3Dを一般的なデータに使う:
GeoListPlotを個々の場所に使う:
GeoBubbleChartを使って値をスケールされたバブルで示す:
GeoRegionValuePlotを使って地域に色を付けて値を示す:
GeoHistogramを使って場所をビンに集約する:
GeoVectorPlotおよびGeoStreamPlotをベクトル場に使う:
GeoContourPlotで地図上に等高線を描く:
GeoDensityPlotで色を使って地図に滑らかな陰影を付ける:
テキスト
Wolfram Research (2018), GeoSmoothHistogram, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoSmoothHistogram.html (2019年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2018. "GeoSmoothHistogram." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoSmoothHistogram.html.
APA
Wolfram Language. (2018). GeoSmoothHistogram. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoSmoothHistogram.html