DateListPlot

DateListPlot[{{date1,y1},{date2,y2},,{daten,yn}}]

連続する日付で値 yiの点をプロットする.

DateListPlot[{y1,y2,,yn},datespec]

日付の点を datespec で指定された間隔で等間隔にプロットする.

DateListPlot[tseries]

時系列 tseries をプロットする.

DateListPlot[{data1,data2,}]

すべての dataiからのデータをプロットする.

DateListPlot[{,w[datai],}]

記号ラッパー w で特徴が定義された dataiをプロットする.

詳細とオプション

  • DateListPlotは時系列プロットとしても知られている.
  • 規則的なデータ{y1,,yn}は点{datei,yi}を通る関数曲線としてプロットされる.dateidatespec の開始日から終了日まで等間隔で置かれる.
  • 不規則データ{{date1,y1},,{daten,yn}}は点{datei,yi}を順に通る順序曲線としてプロットされる.
  • dateiが取り得る形式には次のようなものがある.
  • DateObject[],TimeObject[]日付オブジェクトあるいは時のオブジェクト
    "string"DateString指定
    {y,m,d,h,m,s}DateList指定
    {y},{y,m},{y,m,d},短縮された日付のリスト
    t1つの数字として与えられる絶対的な時間
  • 短縮された日付リストでは,省略された要素はデフォルト値{y,1,1,0,0,0}を取るものとされる.
  • datespec が取り得る形式には次のようなものがある.
  • {start,end}start から end までの日付を等しい増分で
    {start,Automatic,Δt}start から始まる日付を増分 Δt
    {Automatic,end,Δt}end で終る日付を増分 Δt
    start日付を start 形式で決定された増分で
  • datespec における Δt は,{y,m,d,h,m,s}の日付リストの指定でもよく,特殊形"Year""Quarter""Month""Week""Day""Hour""Minute""Second""Millisecond"のいずれかでもよい.
  • 明示的な Δt が与えられていなければ,使用される増分は start で明示的に指定される最小の時間単位となる.
  • データ値 yiは次の形式で与えることができる.
  • yi実数値の数
    Quantity[yi,unit]単位の付いた数量
    Around[yi,ei]不確かさが eiの値 yi
    Interval[{ymin,ymax}]yminから ymaxまでの値
  • 上記の形ではない値 yiは欠落しているとみなされ,表示されない.
  • dataiには次の形式と解釈が使える.
  • <|"k1"y1,"k2"y2,|>{y1,y2,}
    <|date1y1,date2y2,|>キーと値のペア{{date1,y1},{date2,y2},}
    TimeSeries, EventSeries時と値のペア
    QuantityArray大きさ
    WeightedData重みなしの値
  • dataiには次のラッパー w を使うことができる.
  • Annotation[datai,label]データの注釈を与える
    Button[datai,action]点がクリックされた際に実行する動作を定義する
    Callout[datai,label]コールアウトでデータにラベルを付ける
    EventHandler[datai,]点の一般的なイベントハンドラを定義する
    Highlighted[datai,effect]効果を使って fiを動的にハイライトする
    Highlighted[datai,Placed[effect,pos]]位置 pos で効果を使って fiを静的にハイライトする
    Hyperlink[datai,uri]点をハイパーリンクにする
    Labeled[datai,label]データにラベルを付ける
    Legended[datai,label]凡例でデータを識別する
    PopupWindow[datai,cont]点にポップアップウィンドウを付ける
    StatusArea[datai,label]マウスオーバーの際にステータスエリアに表示する
    Style[datai,styles]点を指定されたスタイルで示す
    Tooltip[datai,label]点にツールチップを付ける
    Tooltip[datai]データ値を点のツールチップとして使う
  • ラッパー w は複数のレベルで適用することができる.
  • {,w[yi],}リスト中の値 yiを囲む
    {,w[{datei,yi}],}{datei,yi}を囲む
    w[datai]データ dataiを囲む
    w[{data1,}]データ集合を囲む
    w1[w2[]]ネストしたラッパーを使う
  • DateListPlotでは,LabeledPlacedは次の位置を使うことができる.
  • Above曲線の上
    Below曲線の下
    Before曲線の前
    After曲線の後ろ
    Start各曲線の開始位置
    End各曲線の終了位置
    x位置 x における曲線の近く
    Scaled[s]曲線に沿ってスケールされた位置 s
    {s,Above}曲線に沿った位置 s と相対的な位置の上
    {s,Below}曲線に沿った位置 s と相対的な位置の下
    {pos,epos}曲線の位置 pos と相対的な位置のラベル内の epos
  • DateListPlotには,Graphicsと同じオプションに次の追加・変更を加えたものをオプションとして使うことができる. [全オプションのリスト]
  • AspectRatio 1/GoldenRatio縦横比
    AxesAutomatic軸を描くかどうか
    ClippingStyleNone線が切り取られたときに何を描くか
    ColorFunctionAutomatic線の彩色をどのように決めるか
    ColorFunctionScalingTrueColorFunctionの引数をスケールするかどうか
    DataRangeAutomaticデータとして仮定する x 値の範囲
    DateFunction Automatic日付をどのように標準形に変換するか
    DateTicksFormat Automatic日付の目盛ラベルの形式
    IntervalMarkers Automatic不確かさをどのように描画するか
    IntervalMarkersStyle Automatic不確かな要素のスタイル
    Filling None各点の軸をどのように塗り潰すか
    FillingStyleAutomatic塗潰しに使用するスタイル
    FrameTrueプロット周囲に枠を置くかどうか
    InterpolationOrderNoneデータ点を繋ぐために使用する曲線の多項式次数
    Joined False点を繋ぐかどうか
    LabelingSize Automaticコールアウトとラベルの最大サイズ
    MaxPlotPointsInfinity含める点の最大数
    MeshNone各線にいくつのメッシュ点を描くか
    MeshFunctions{#1&}メッシュ点の置き方をどのように決めるか
    MeshShadingNoneメッシュ点間の領域の陰影付けをどのようにするか
    MeshStyleAutomaticメッシュ点のスタイル
    MethodAutomatic使用するメソッド
    PerformanceGoal$PerformanceGoalパフォーマンスのどの面について最適化するか
    PlotHighlighting Automatic曲線の全体的なラベル
    PlotLabel Noneプロットの全体的なラベル
    PlotLabels Noneデータのラベル
    PlotLayout "Overlaid"データ配置の決め方
    PlotLegends Noneデータ集合の凡例
    PlotMarkersNone各点を示すためのマーカー
    PlotRange Automatic含める値の範囲
    PlotRangeClippingTrueプロット範囲を切り取るかどうか
    PlotStyleAutomatic点のスタイルを決定するグラフィックス指示子
    PlotTheme $PlotThemeプロットの全体的なテーマ
    ScalingFunctions None個々の座標をどのようにスケールするか
    TargetUnits Automaticプロットに表示する単位
  • DataRangeは,値{y1,,yn}をどのように解釈して{{date1,y1},,{xn,yn}}とするかを決定する.次は可能な設定である.
  • Automatic,All1から n に一様に
    {xmin,xmax}xminから xmaxに一様に
  • 一般に,ペアのリスト{{x1,y1},{x2,y2},}は点のリストと解釈されるが,DataRangeAllとすると複数データ{{y11,y12},{y21,y23},}としての解釈が強制される.
  • 次は,単一のプロットパネルで複数の曲線を表示する際のPlotLayoutの可能な設定である.
  • "Overlaid"すべてのデータを重ね合せて表示する
    "Stacked"データを積み重ねる
    "Percentile"データを積み重ねて正規化する
  • 次は,複数のプロットパネルで単一の曲線を表示する際のPlotLayoutの可能な設定である.
  • "Column"パネルの列で別々の曲線を使う
    "Row"パネルの行で別々の曲線を使う
    {"Column",k},{"Row",k}k 列(行)使う
    {"Column",UpTo[k]},{"Row",UpTo[k]}最大で k 列(行)使う
  • PlotLegendsのよく使われる設定
  • None凡例は使わない
    Automatic凡例を自動的に決定する
    {lbl1,lbl2,}lbl1, lbl2, を凡例ラベルとして使う
    Placed[lspec,]凡例の置き方を指定する
  • ScalingFunctions->"scale" 座標をスケールし,ScalingFunctions{"scalex","scaley"} 座標と 座標の両方をスケールする.
  • PrologEpilogTicks等における明示的な 座標はすべて日付と解釈される.
  • 次は,HighlightedPlotHighlightingに使用可能なハイライト効果である.
  • style指定されたデータをハイライトする
    "Ball"データ上の指定された点をハイライトしてラベルを付ける
    "Dropline"データ上の指定された点を軸までのドロップラインでハイライトしてラベルを付ける
    "XSlice"垂直スライスに沿ったすべての点をハイライトしてラベルを付ける
    "YSlice"水平スライスに沿ったすべての点をハイライトしてラベルを付ける
    Placed[effect,pos]指定の位置 pos を静的にハイライトする
  • ハイライトの位置指定 pos には次がある.
  • x, {x}{x,y}における効果.y は自動的に選択される
    {x,y}{x,y}における効果
    {pos1,pos2,}複数の位置 posi
  • 全オプションのリスト

例題

すべて開くすべて閉じる

  (5)

明示的な日付の値を持つデータをプロットする:

2000年8月からの月ごとの値をプロットする:

複数の時系列を凡例付きでプロットする:

データにラベルを付ける:

過去の株価を読み出してプロットする:

スコープ  (46)

データ  (9)

気温の時系列をプロットする:

AbsoluteTimeの指定として返された日付:

DateStringの指定として返された日付:

省略されたDateListの指定として返された日付:

一連のデータを開始日または時間を使ってプロットする:

開始日から終了日までの日付を時間的に等間隔にプロットする:

2006年1月1日から始めて90日ごとに集めたデータをプロットする:

1月から始めて毎月15日に集めたデータをプロットする:

最終日と刻み幅で決められた日付:

ScalingFunctionsを使って軸をスケールする:

特殊データ  (5)

Quantityを使ってデータに単位を加える:

QuantityArray中のデータをプロットする:

TargetUnitsで単位を指定する:

TimeSeriesを直接プロットする:

Association中の数値は 座標として使われる:

Association中の数値によるキーと値は 座標と 座標として使われる:

不確かさがあるデータをプロットする:

区間を使う:

ラッパー  (8)

個々のデータ,データ集合,あるいはデータ集合の集合にラッパーを使う:

ラッパーはネストさせることができる:

各点の値をツールチップとして使う:

すべての点に特定のラベルを使う:

PopupWindowを使って追加的なドリルダウン情報を与える:

Buttonを使って任意のアクションを起こすことができる:

マウスがプロット内に入ったときの動的アクションにAnnotationを使う:

Hyperlinkを使い,クリックされた場合に特定のリンクにジャンプする:

StatusAreaを使って現行ノートブックのステータスエリアの文字列を表示する:

ラベルと凡例  (15)

Labeledでデータにラベルを付ける:

自動的に位置を決定されたテキストで点にラベルを付ける:

点と相対的にラベルを置く:

PlotLabelsでデータにラベルを付ける:

データの点近くにラベルを置く:

スケールされた位置を使う:

テキスト位置を点と相対的に指定する:

各曲線の凡例を含める:

コールアウトを使って曲線にラベルを付ける:

名前付きの位置にコールアウトを置く:

特定の位置にコールアウトを置く:

ラベルの最大サイズを指定する:

完全なラベルを使う:

密な点集合については,デフォルトで,ラベルの中にツールチップに変えられるものがあるかもしれない:

プロットサイズを大きくすると,より多くのラベルが表示されるようになる:

Legendedを使って特定のデータ集合に凡例を与える:

Placedを使って凡例の位置を変える:

Associationキーをラベルとして使う:

プロットには,通常,マウスオーバーの際に座標を示すインタラクティブなコールアウトが付いている:

特定のラッパーあるいはツールチップのようなインタラクションを含めてインタラクティブ機能をオフにする:

複数のインタラクティブなハイライト効果から選択する:

プレゼンテーション  (9)

曲線が複数あるときは,判別し易くなるように自動的に色分けされる:

異なる曲線に明示的なスタイリングをする:

データ集合別の凡例を付ける:

Legendedを使って特定のデータ集合の凡例を付ける:

細かい目盛と格子線のあるテーマを使う:

よりスタイル化されたテーマを使う:

塗潰しプロットを作る:

線と線の間を塗り潰す:

形を使って異なるデータ集合を区別する:

データを積重ねレイアウトでプロットする:

データを値の合計の百分率でプロットする:

別々のパネルを行に並べて複数の曲線を示す:

行の代りに列を使う:

複数の行または列を使う:

オプション  (58)

AspectRatio  (2)

デフォルトで, DateListPlotはプロットに固定の縦横比を使う:

AspectRatio1を使って縦と横を等しくする:

DateFunction  (2)

年を追加して{month,day}のリストから日付を形成する:

曖昧な日付文字列を解釈する関数を定義する:

DateTicksFormat  (1)

日付の目盛形式をDateString要素として指定する:

Epilog  (1)

短縮したDateList 座標として使ってテキストを置く:

Filling  (1)

日付の点から底辺までを埋める:

点を繋ぎ,底辺までを塗り潰す:

GridLines  (1)

特定の日付に格子線を入れる:

最初の格子線をBlueにする:

IntervalMarkers  (3)

デフォルトで,不確かさにはキャップが付けられる:

棒を使ってキャップなしで不確かさを表す:

帯を使って不確かさを表す:

IntervalMarkersStyle  (2)

不確かさのプロットスタイルは自動的に継承される:

不確かさのスタイルを指定する:

Joined  (2)

点を線で繋いでデータをプロットする:

点を繋いだ複数のデータをプロットする:

最初のデータ集合の点だけを繋ぐ:

LabelingFunction  (3)

デフォルトで,点には自動的に文字列のラベルが付けられる:

LabelingFunction->Noneを使ってラベルが付かないようにする:

ラベルを点の上に置く:

ラベルをツールチップに入れる:

LabelingSize  (4)

テキストのラベルは実際の大きさで表示される:

画像のラベルは自動的にサイズ調整される:

テキストラベルの最大サイズを指定する:

画像ラベルの最大サイズを指定する:

画像ラベルを自然の大きさで表示する:

PlotHighlighting  (9)

デフォルト設定のPlotHighlightingAutomaticのとき,プロットにはインタラクティブな座標のコールアウトが付く:

PlotHighlightingNoneを使ってプロット全体のハイライトをオフにする:

点集合にマウスオーバーして任意のグラフィックス指示子でハイライトする:

点にマウスオーバーして点とラベルでハイライトする:

曲線にマウスオーバーして軸までのドロップラインとラベルでハイライトする:

プロットにマウスオーバーして 位置に対応する の値を示すスライスでハイライトする:

プロットにマウスオーバーして 位置に対応する の値を示すスライスでハイライトする:

マウスカーソルの 位置に最も近い点を示す成分を使う:

点のスタイルを指定する:

マウスカーソルに最も近い点の座標を示す成分を使う:

Calloutオプションを使ってラベルの外観を変える:

成分を組み合せてカスタムの効果を作成する:

PlotLabel  (1)

プロットに全体的なラベルを加える:

PlotLabels  (4)

テキストを指定して曲線にラベルを付ける:

データの上にラベルを置く:

データの下の特定の日付にラベルを置く:

コールアウトを使って曲線にラベルを付ける:

PlotLabelAutomaticAssociationのキーをデータのラベルとして使う:

Noneを使ってラベルを加えないようにする:

PlotLayout  (4)

デフォルトで,曲線は互いに重ねられる:

データを積重ねレイアウトでプロットする:

データを値の合計の百分率でプロットする:

共有軸を使って各曲線を別々のパネルに置く:

列の代りに行を使う:

個々のパネルにラベルを付ける:

複数の列または行を使う:

PlotLegends  (6)

PlotLegendsは,プロットの中でスタイルを合わせる:

PlotLegendsはプロット中のマーカーを合わせる:

凡例ラベルのリストを使う:

TimeSeriesからのMetaInformationを使う:

使用可能なMetaInformationを見る:

金属のリストは直接取り出すことができる:

データを可視化する:

Placedを使って凡例の置き方を指定する:

PointLegendを使って凡例の外観を変える:

PlotRange  (1)

プロットする日付の範囲を制限する:

PlotTheme  (2)

暗い背景でコントラストのはっきりしたカラースキームのテーマを使う:

カラースキームを変える:

Prolog  (1)

短縮したDateList 座標として使ってテキストを置く:

ScalingFunctions  (7)

デフォルトで,プロットは各方向に線形スケールを持つ:

方向に対数スケールを使う:

小さい数が上になる線形スケールを 方向にを使う:

方向に反転スケールを使う:

関数とその逆関数で定義されたスケールを使う:

FrameTicksGridLines内の位置は自動的にスケールされる:

PlotRangeは自動的にスケールされる:

TargetUnits  (1)

単位はデータから自動的に抽出される:

使用する単位を指定する:

アプリケーション  (2)

株価データを得る:

一定の間隔で集められ明示的な日付なしに保存されたデータをプロットする:

目盛を修正する:

特性と関係  (2)

日付の座標を絶対時間としてプロットする:

AbsoluteTimeの値を使ったListPlot

DateListLogPlotは日付に基づいたデータを対数スケール上にプロットする:

Wolfram Research (2007), DateListPlot, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DateListPlot.html (2023年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2007), DateListPlot, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DateListPlot.html (2023年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2007. "DateListPlot." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2023. https://reference.wolfram.com/language/ref/DateListPlot.html.

APA

Wolfram Language. (2007). DateListPlot. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DateListPlot.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_datelistplot, author="Wolfram Research", title="{DateListPlot}", year="2023", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/DateListPlot.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_datelistplot, organization={Wolfram Research}, title={DateListPlot}, year={2023}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/DateListPlot.html}, note=[Accessed: 21-November-2024 ]}